警察の勾留中に死亡した男性の父、悔しさを語る

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昨年12月、愛知県警岡崎署の留置場で男性が死亡した事件で、男性の父親(72歳)が改めて謝罪と説明を受けたと報告されました。この事件では、勾留中の男性が薬を与えられず、医療機関に搬送されなかったことが問題視され、関係者27人が処分され、9人が書類送検されました。今回、男性の父親が悲しみと怒りを交えて警察への不信感を表明しました。

父親の悔しさ

男性の父親は愛知県新城市で行われた記者会見で、「息子があれだけ暴れていれば、車の中を調べるはずがない」と述べ、警察に対する不信感を示しました。父親によると、男性は統合失調症と軽度の糖尿病を患っており、車のダッシュボードには糖尿病の薬が入っていたとのことです。男性は病状を抱えていたため、通報時にも病状を示すヘルプマークを所持していました。

「一番悪いのは俺。こんな組織だと知っていたら、すぐに(会いに)行った」と父親は悔しさを口にしました。この事件は、男性が適切な医療を受けることができず、その結果、命を落としてしまった悲劇です。

改善策への期待

県警は面会で再発防止策を約束し、留置場の巡回強化などを取り組むことを説明しました。しかし、父親によるとまだ不安が残るようで、「信じることができない」と話しています。事件の真相究明と再発防止策の徹底が求められています。

この事件は、私たちに警察の責任と社会の問題点を考えさせるきっかけとなりました。被疑者の権利と安全の保護、そして適切な処遇が必要であり、再発防止のためのシステムの整備が求められています。

以上

参照リンク: 日本ニュース24時間