ハマスの弱体化が進む?イスラエル国防相が「崩壊の兆し」と語る

イメージ

イスラエル軍がパレスチナ自治区ガザでハマスに対する攻勢を強める中、イスラエルのガラント国防相が「ハマスの崩壊の兆し」を感じていると語りました。

イスラエルのメディアによると、具体的な根拠は明らかになっていませんが、ハマスの力が弱まってきたと評価されているようです。一方、ハマスは同日、拉致した人質に関して「ガザ市への残酷な爆撃で多数が死傷した」と発表しました。この発表は、イスラエルの攻撃をけん制する狙いがあるとみられています。

イスラエル軍は、ガザの北部と南部で戦闘を強化しています。先日、軍はハマスの心臓部と位置付けられる南部のハンユニスでの作戦について、「トンネルからトンネルへ、家から家へ。迅速かつ強力な作戦を開始した。焦点を絞り、ハマス戦闘員や関連施設を捜索し、数十人を殺害。地下トンネルを破壊し、戦闘員の居場所を特定して、地上と空から正確な攻撃を行っている」と説明しています。

一方、イスラエル軍報道官は、戦闘員の投降が増えていると話しています。過去48時間で200人以上の容疑者を逮捕し、そのうち数十人をイスラエル領内で取り調べているとのこと。中にはハマスの司令官も含まれているという情報もあります。

一方、イスラエル軍が行った人質救出作戦は失敗に終わった模様です。軍は兵士2人が重傷を負ったものの、多くの拉致や拘束に関わった戦闘員を殺害したと発表しました。ただし、軍報道官は「人質は救出できなかった」と認めました。一方、ハマスはイスラエル軍の発表の前に、同軍の人質奪還作戦を阻止したと主張していました。

AFP通信によると、ガザ保健当局の話として、ハンユニスへの空爆で6人が死亡し、エジプト境界のラファに対する別の攻撃で5人が死亡したと報じられています。

この情勢の中で、ハマスの弱体化が進んでいる可能性が高まっています。今後の展開に注目が集まります。

ソースリンク: 日本ニュース24時間