写真:朝鮮日報日本語版
パレスチナ武装勢力ハマスがイスラエル上空に向けて発射したロケット弾を、イスラエル軍がアイアンドームで迎撃している最中、イスラエルの航空会社「アルキア」の旅客機が首都テルアビブのベン・グリオン国際空港に無事着陸しました。
最中にアイアンドームが働き無事着陸
今月8日(現地時間)、エイラート発テルアビブ行きアルキア機の乗客は、飛行機がテルアビブのベン・グリオン国際空港へ降りていく間、危険でひやりとする経験をしました。イスラエル・メディア「エルサレム・ポスト」によれば、当時オル・イェフダ、リション・レジオンを含む国際空港周辺の町では空襲警報のサイレンが鳴り響いたそうです。テルアビブ、レホボト、バト・ヤムもミサイル攻撃の標的になりましたが、幸いなことに死傷者は出ませんでした。
乗客が降下する飛行機の窓から目撃したのは、イスラエルのアイアンドーム・システムがハマスのロケット弾を迎撃している様子でした。乱れ飛ぶロケット弾とアイアンドームの光景を、旅客機は空港の滑走路に向かって降りていく最中に目撃しました。乗客らが機内から窓の外の状況を撮った動画には、アイアンドームがロケット弾を迎撃する様子が収められており、乗客たちは恐怖と驚きを感じながらも、その光景に目を奪われました。
アイアンドームの照準能力は素晴らしい
イスラエルのメディアによると、アイアンドームの正確な照準能力のおかげで、パイロットは何の妨害も受けずに安全に着陸することができました。以前とは異なり、当局は飛行機に着陸を中止するよう指示しませんでした。イスラエルは短距離ロケットや迫撃砲の破壊を目標としたミサイル防衛システムであるアイアンドームについて、「過去12年間のアイアンドームの迎撃成功率は約90%に達する」と主張しています。
イスラエルの退役空軍司令官であるエイタン・ベン・エリヤフ氏は、旅客機は戦闘機とは異なり、ミサイルを素早く回避することができるだけの敏捷さには欠けるとしつつも、「ただし、パイロットはエンジン出力を上げて高度を上げたり、別の滑走路に着陸したり、燃料が十分にある場合は別の空港に着陸することができる」と説明しました。
イスラエルの旅客機がアイアンドームによって守られながら無事着陸を果たす様子は、驚異的な瞬間であり、その瞬間を乗客が目撃し、動画に収めることができました。この出来事は、イスラエルとパレスチナの緊張関係が高まる中で、アイアンドームの存在の重要性を再確認させるものであります。
(記事の情報元: Yahoo!ニュース)
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