政治ジャーナリストの田崎史郎氏が11日、ニッポン放送「辛坊治郎ズーム そこまで言うか!」にゲスト出演した。辛坊治郎氏と自民党派閥の政治資金パーティー券問題についての議論が行われていました。
政治資金パーティー券問題では、安倍派(清和政策研究会)の所属議員の中に、最近5年間で9000万円以上のキックバック(還流)を受け、裏金にしたとされる議員がいることが明らかになりました。塩谷立座長のほか、萩生田光一政調会長や西村康稔経済産業相の3人も、派閥からの還流を受けていたと推測されています。彼らは政治資金収支報告書に収入として記載されておらず、この問題が明るみに出たのです。
現首相の岸田文雄氏は、安倍派の政務三役15人の更迭を検討しています。
この問題について、辛坊氏が「一つ大きな疑問があります」と語り、今回の問題で名前が挙がっている人物を列挙しました。「松野、高木、世耕、萩生田、西村、塩谷。いわゆる安倍さんが亡くなられた後、集団指導体制に入りましたよね。集団指導体制の安倍派のリーダーの皆さんですよね」と。しかし、彼は5年前の安倍派の事務総長であった下村博文さんの名前が挙がっていないことに疑問を感じています。
その上で辛坊氏は「時効になっていない5年分を遡ると、下村さんが関与していたはずです。下村さんが当時、事務総長だったので、この件に関しては少なくとも知らないはずがありません。キックバックを受けた側として。しかし、今回一切報道で名前が出てこない。どういうことですか?」と、田崎氏に疑問を投げかけました。
田崎氏は「それが不思議なんですね。事務総長をやっていれば、流れはある程度掌握されていたと思います。今の派閥の事務局長は東京地検特捜部に対して、事務総長に報告していたことを認めています。なのに下村さんの名前だけが出てこないのは不思議です」と同意しました。
辛坊氏も「それ以外の皆さんが出てきて、下村さんだけが名前が挙がっていないのは非常に不思議です」とコメントしました。
この問題はまだ解決されていないようですが、安倍派の役員たちが名前を挙げられない理由は一体何なのでしょうか?
ソースリンク:日本ニュース24時間