ウクライナ無人機撃墜、ロシア国防省が発表

ロシア国防省は、ウクライナの無人機9機をモスクワ近郊で撃墜したと14日明らかにしました。この報道は、ウラジーミル・プーチン大統領による年末会見が行われる直前に発表されました。

撃墜された無人機、テロ攻撃を懸念

カルーガとモスクワの両州上空で、警戒中だった防空部隊がウクライナの無人航空機（UAV）9機を迎撃したとロシア国防省は発表しました。撃墜されたうちの1機は、モスクワ市の南西、ナロフォミンスク付近で撃墜されたとのことです。

モスクワ市長のセルゲイ・ソビャニン氏によると、幸いにもこの攻撃による人的・物的被害は報告されていません。しかし、ロシア国内ではテロ攻撃を懸念しており、厳重な警戒が続いています。

この撃墜事件は、ウクライナ侵攻以来、初めてのものとなります。ウクライナとの緊張が高まる中、ロシアは国防体制を強化しています。今回の撃墜は、その一環として行われたものと見られています。

大統領の年末会見では、この無人機攻撃に関する発表が行われる予定でしたが、撃墜が早まったことにより、事前に報告されました。

この報道により、ロシア国内の人々は一層の緊張感を抱いています。ウクライナとの関係は今後も注目される予定です。