政界を揺るがす自民党の政治資金パーティー利用に関する裏金疑惑が持ち上がっています。この騒動の中、かつて自民党の幹事長や石破派のトップを務めた石破茂衆議院議員がコメントを発表しました。毎日放送「よんチャンTV」に出演し、松野博一官房長官の対応について「誠実な人だと思っているだけに違和感がありました」と述べた石破議員は、事務総長でも「知らないことがあっても不自然ではないと思う」と語りました。
「松野さんは誠実な人と思っているだけに…答弁に違和感」
石破議員は、松野博一官房長官がキックバックに関して答えない様子について「松野さんは誠実で真面目な人です。しかし、松野さんの答弁がああだけ曖昧なのには疑問を感じました。他の閣僚はもう少し明確に答えていたように思います。新藤さんや西村さんも同じ質問を受けていましたが、彼らははっきり答えていたのに、松野さんだけが非常に曖昧であることに、誠実な人だと思っているだけに違和感を覚えました。」
松野博一官房長官の回答には疑問が残る
石破議員は、松野博一官房長官がなぜ答えないのかについて意見を述べます。「松野さんが答えない理由はわかりません。もし答えられることなら苦労はしないはずです。ただ、それは松野さん個人の問題だけでなく、他の人にも波及することを心配しているのかもしれません。私自身も全てを把握しているわけではありませんが、事務総長が全てを知っている必要はないと思います。」
事務総長の立場と派閥の影響
石破議員は、事務総長の立場と派閥の影響についても触れました。「事務総長は国会議員であり、選挙区の仕事や政府の仕事をしながら派閥活動も行っています。事務総長が全てを完璧に知っているとは限らないでしょう。派閥によって情報は異なるかもしれませんが、知らないことがあっても不自然ではないと思います。」
再び注目される派閥のパーティー券問題
派閥のパーティー券を利用した場合にキックバックが行われ、実態として存在するのかについても石破議員は考えを示しました。「パーティー券を売る場合にノルマがあり、ノルマ以上に売った場合にキックバックが行われるという実態があるのかについてはわかりません。」
以上が、石破議員による裏金疑惑に関するコメントです。今後の展開に注目が集まっています。
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