16日(土)は、関東で25℃以上の夏日となるなど、季節外れの暖かさが訪れました。しかし、17日(日)は一変して、昼間でも10℃に届かない厳しい寒さとなる見込みです。また、日本海側では広い範囲で雪が降り、北陸から北日本では猛ふぶきや暴風、高波に警戒が必要です。
16日(土)関東は12月半ばなのに25℃以上の夏日に
16日(土)は、くもりや雨の一方で、南から暖かい空気が流れ込んだ影響で、各地で気温が上昇しました。特に関東では、12月中旬でありながら、千葉県山武郡横芝光町では26.2℃を観測し、全国21地点で12月の最高気温の記録を更新しました。
17日(日)日本海側は広範囲で雪
しかし、次第に寒気が流れ込むでしょう。16日(土)の雨は夜になると山沿いで雪に変わり、朝から冷え込む地域が増える見込みです。17日(日)には、冬型の気圧配置が強まり、日本海側では広範囲に雪が降るでしょう。西日本の平野部でも積雪の可能性があります。また、北陸、東北、北海道では最大瞬間風速35メートルの暴風が予想され、海上でも荒れた状態になる見込みです。特に北陸から北日本の日本海側では大雪や猛ふぶきに警戒が必要で、交通障害や高波などに注意が必要です。
季節外れの暖かさから一転 真冬の厳しい寒さに
17日(日)は、前日よりも大幅に低い最低気温となり、昼間でもほとんど上昇しない見込みです。太平洋側でも最高気温は16日(土)よりも5℃以上低くなり、季節外れの暖かさから真冬の寒さに一変するでしょう。大阪では8℃、名古屋では7℃と、昼間でも10℃に届かない予想です。冷たい風が強く吹くため、体感温度はさらに低く感じられるかもしれません。
一日を通して、厚手のコートやダウンコートを着用し、マフラーや手袋などの小物も活用して暖かく過ごしましょう。東京都心の最高気温は14℃と、平年よりもやや高い予想です。関東では、日差しのぬくもりを少し感じることができるかもしれません。
週明け以降も厳しい寒さ続く 太平洋側でも降雪の可能性
北陸や北日本の日本海側では、週明け以降も雪が続き、降雪量が増える可能性があります。また、19日(火)の午後から20日(水)の午前にかけては、南岸低気圧の影響で、西日本や東日本の太平洋側で雪やみぞれが降るおそれがあります。その後、20日(水)の午後からは再び冬型の気圧配置が強まり、日本海側では大雪や猛ふぶきに注意が必要です。
週明け以降も昼間は晴れていても、厳しい寒さが続く見込みです。
（気象予報士・鈴木悠）
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