田中真紀子氏「昨日のことのように思い出す」 角栄元首相逝去30年の式典

田中直紀と真紀子夫妻が田中角栄元首相の逝去30年をしのぶ会とシンポジウムに出席しました。会場は新潟市で開催され、駐新潟中国総領事館や田中角栄記念館などが主催しました。

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真紀子元外相(79)は亡くなったときのことを思い返し、「30年前のことだが、昨日のことのように思い出す」と語りました。

その他にも、昭和47年9月に北京で日中共同声明に調印し、日中の国交を正常化した際のエピソードが披露されました。田中元首相は「『中国に殺される覚悟で行く。だから(真紀子氏を中国に)連れていけない』と言って向かった。帰国すると、『中国の毛沢東氏も周恩来氏もすごい人物だった。中国に連れていくべきだった』と話していた」と述べました。

夫の直紀氏(83)も会場に駆け付けました。夫妻はこの後、新潟県柏崎市にある田中元首相の墓参りをする予定です。

中国の呉江浩(ゴ・コウコウ)駐日大使は挨拶で「新潟に来るたびにしのぶ気持ちがわいてくる。田中元首相が残した中日関係を今後もつくっていくことが供養になる」と述べました。

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