「料亭にほとんど行ったことない」たたき上げの松野博一長官、ライオン時代はCM制作

松野博一長官

松野博一官房長官(春名中撮影)

政界を席巻する松野博一官房長官(61歳)は、自民党安倍派(清和政策研究会)に所属し、パーティー収入の一部が裏金として疑われています。松野氏は異例の経歴を持ち、その清廉な姿勢とともに「たたきあげ」の政治家として知られています。料亭にほとんど行ったことがないことをアピールし、その個性的な経歴に注目が集まっています。

松野博一官房長官の異例の経歴

松野博一官房長官は千葉県出身で、千葉県立木更津高校を卒業後、早稲田大学法学部に進学しました。彼の公式ホームページには、「早稲田大学を選んだのも『映画をやるなら早稲田でしょ』という想いであったし、当然映画会社に就職するつもりだった」と記されています。

昭和61年、早稲田大学を卒業すると、松野氏はライオンという生活用品メーカーに就職し、広告制作の仕事に携わりました。彼は自身のホームページで、「早朝から深夜まで休み返上という生活だったが充実し、勉強になった。社会人としての基礎はこの時に教えられた」と振り返っています。

政治の道への転身

サラリーマン生活を送っていた松野氏は、政治の世界に興味を持ち、松下政経塾へ進学しました。彼のホームページによれば、「『自分の考えたコンセプトがCMを通して人々の生活のごく一部でも変えていくことがこんなに面白いなら、社会全体へコンセプト提言をして時代を進めていく政治というのは面白いかもしれないな』と考えた」とのことです。松野氏は政治のノウハウを学び、政治家としてのキャリアを築いていったのです。

たたき上げの政治家としての活躍

松野氏は世襲議員ではなく、自身に地盤や看板を持たないたたき上げの政治家として知られています。平成8年に自民党千葉県連の公募に合格し、同年の衆院選で千葉3区から立候補しました。初めての選挙では落選しましたが、12年の衆院選で初当選を果たし、以降、8期連続で当選し続けています。28年には文部科学相として初入閣し、現在は官房長官として務めており、その堅実な仕事ぶりが注目されています。

松野氏のホームページには、「『料亭に行ったことがありますか』と聞かれれば、『ある。でも、ほとんど無い』という答えになる」という一文があります。彼は「今の政治家は余裕がない。特に僕のような陣笠は、ものすごく余裕が無い」とコメントし、居酒屋チェーンの利便性を愛しています。

以上、松野博一官房長官の異例の経歴とその政治活動についてご紹介しました。

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