【東京地検特捜部】安倍派の派閥幹部や議員の立件は可能か? 亀井正貴氏の見解

東京地検特捜部

自民党・安倍派の政治資金パーティーを巡るキックバック・裏金疑惑で注目を集めているのが、政権を監視し、時には揺るがしてきた東京地検特捜部です。裏金疑惑への捜査の進展に注目が集まっていますが、果たして特捜部はどのような組織で、どのような捜査を行っているのでしょうか?

亀井正貴弁護士は、元大阪地検検事として、【日本最強の捜査機関】と称される特捜部の実態について解説します。

特捜部の力強さと役割

特捜部は、言わずと知れた【日本最強の捜査機関】です。政治や企業など、社会に影響を及ぼす事件を捜査し、起訴することが多いのが特徴です。亀井氏によると、特捜部のメンバーたちは重責を背負っており、この事件においては滑らずに捜査を進める必要があります。そして、功績を挙げればそれなりに地位を高めることができるため、やる気に満ちているのだといいます。

特捜部のプロフェッショナルたちは全国から応援検事を呼んでいますが、実務を担当するのは普段4〜5人のようです。そのため、一人を抜いてしまうと残りのメンバーはより多くの仕事をこなさなければならず、大変な負担がかかります。しかし、東京地検は責任を持って応援を受けており、取り調べの対象が膨大で証拠も豊富な事件においても、滑らないように捜査を進める姿勢を貫いているのです。

特捜部の始まりと捜査の対象

特捜部が設立されたきっかけは、戦後の混乱期における【役人不正】だったといいます。政府の役人が軍の資材を横領し、私的に売り払って利益を得るなどの不正行為が横行していたため、検察庁内に『隠退蔵物摘発捜査班』が設置され、これが現在の特捜部の始まりとなったのです。

特捜部の捜査対象は、主に証拠物と供述によって行われます。証拠物とは、メモやパソコン、スマホ、メールなどであり、犯罪行為の指示内容や上司の命令が記されたメモなどが対象になります。令状を取得すれば、特捜部は捜査地に入り、証拠物を押収していくのです。

日本ニュース24時間では、特捜部の活躍に注目しています。これからも重要な事件の解明と公正な捜査を期待しましょう。


ソース:https://news.yahoo.co.jp/articles/2cbe7fb28ab7facf4765a62cf6d488199f45ffaf