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福岡県警東署=福岡市東区箱崎7丁目
福岡県警東署の女性巡査部長が、遺失物の相談に来た外国籍とみられる女性と口論になり、「中国に帰れ」と発言していたことが分かった。署は事実と認め、県警監察官室が経緯を調べている。
署によると、15日午後4時ごろ、女性が署を訪れ、自宅でパスポートを紛失した、と申し出た。対応した会計課署員は紛失場所を踏まえ、第三者が見つけて届けられる可能性は低いと判断。自宅での再確認を促したところ、近くにあった他人の遺失物届を1枚破ったという。
その様子を見た総務課の巡査部長が仲裁に入った。しかし、当初は日本語で説明していた女性が外国語になったことから、日本語で話すように伝え、口論となる中で「中国に帰れ」と発言したという。この日午後6時ごろ、女性の親族が署に女性を迎えにきた。監察官室は「事実関係を調査し、適切に対応する」としている。
一方で署は、女性が他人の遺失物届を破ったことなどについて、公務執行妨害や公用文書毀棄(きき)の疑いで捜査する。(太田悠斗)
朝日新聞社
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