東出昌大、山中で考えた生と死「文字にしにくいですけど、生きている間の全部、死ぬまでの暇つぶしをどう豊かにするかだと思います」

東出昌大

俳優の東出昌大さんは、自身の生と死について山中で考えたことを明かしました。「文字にしにくいですけど、生きている間の全部、死ぬまでの暇つぶしをどう豊かにするかだと思います」と述べています。

「死生観ということに限って考えるなら、確かに狩猟は大きいと思います」

東出さんは、最近は山でひとり狩猟生活を送っていることが知られています。狩猟免許と猟銃の所持資格を取得したのは、2017年に発売された写真集がきっかけでした。東出さんは「1カ月のほとんどは山にいます。作品が入れば別ですけど」と話しています。

狩猟生活を送る中で、東出さんは生と死の概念についても考えるようになりました。「僕自身の変化という意味では、当然ですが、狩猟生活を始めた1点からパキっととかではないです。遡って、僕が親になったことや、スキャンダルがあったとき、ひとつひとつの作品の巡り合わせ、それらのひとつひとつがチェンジで、自分の人生のターニングポイントって、1点には絞れません。ここに向かう道中でも考えてみてたんですけど、僕の生きてきた時間って、改めて35年間あるんだなって」と語っています。

死ぬまでの暇つぶしをどう豊かに

東出さんは「死生観ということに限って考えるなら、確かに狩猟は大きいと思います。ひと言では言えないんですけど、この世って残酷なんだな、自分は残酷の上に成り立ってたんだと考えました。動物が好きで、自然が好きで。動物や自然のことを思うのなら自死が一番早いんです。でも命を見つめて、家畜の肉を食べるばかりじゃなくて、自分で捕ってみたいと言って狩猟するようになって。でもそれでなにかに気づいたかということでもない。これって、文字にしにくいですけど、生きている間の全部って、死ぬまでの暇つぶしを、どう豊かにしようかと思っていることなのかなって最近考えるんです」と述べました。

東出さんは、生きている意味や生まれ出た意味についても考えているといいます。「ただ、死生観ということに限って考えるなら、確かに狩猟は大きいと思います。そんなことを、ぐるぐるぐるぐる考えて。結局、答えは出ないんですけど……。難しいです。ごめんなさい」と謙虚に語っています。

東出昌大さんの考える生と死について、深く考えさせられる内容です。

日本ニュース24時間からの原文リンク:東出昌大、山中で考えた生と死「文字にしにくいですけど、生きている間の全部、死ぬまでの暇つぶしをどう豊かにするかだと思います」