台湾からのツアーに「お茶代いくら?」 自治体はインバウンド猛誘致も貸切バスは殿様商売 人員不足でドタキャンも

由布院の大型バス駐車場。訪れるインバウンドツアーのメインは台湾人と韓国人だ

回復著しいインバウンド需要。2023年10月の訪日客数は251万6500人で、2019年同月比100.8%を記録しました。この中で台湾からの訪日客は約42.5万人で、2019年同月比2.7%増加。しかし、需要の増加に迅速に対応することができず、訪日客は日本の「おもてなし」に期待していたにもかかわらず、がっかりすることもあります。

日本の自治体・業界は観光客獲得へ台湾もうで

新型コロナウイルス感染症がインフルエンザと同様の5類に移行した後、日本への観光誘致は台湾を中心に盛んに行われています。商談や旅行博の出展、旅行会社の訪問などのため、台北、高雄、台中などの主要都市を訪れる自治体や観光関連の団体・企業の関係者が急増しています。中には人口規模の小さな地方都市にまで足を運ぶケースもあるそうです。

今年11月に台北市で開催された台湾最大規模の旅行博「ITF台北国際トラベルフェア」では、約70の日本の観光関連企業・団体(台湾の提携先を含む)が出展し、会場内でも特に盛り上がりを見せていました。来場者数は前年比77.4%増の34万6000人を記録しました。コロナ禍で低調だった台湾の観光需要もようやく回復してきたと言えそうです。

台湾人に人気のタレント起用で猛アピールも…

最近、駅やインターネット上で日本の観光誘致の広告をよく見かけます。風景やグルメの写真と共に、ご当地の魅力をアピールする文字が踊ります。中には茨城県の渡辺直美さんのように台湾で知名度のある日本のタレントを起用してPRするところもあります。これにより、台湾人の「日本へ行きたい」という思いが高まり、日本に対する期待も高まるでしょう。

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ソースリンク:https://news.yahoo.co.jp/articles/392c3cd1c9960d4d4ed78b53f47c74ba6f44dca2