ロシア大統領選 リベラル系女性議員が立候補 早くも政権から圧力

ロシア大統領選挙が近づく中、ウクライナ侵攻に反対するリベラル派の無所属候補が注目を集めています。しかし、彼女は立候補が早くも政権からの圧力を受けていると訴えています。彼女の名前はエカテリーナ・ドゥンツォワ氏(40)で、大統領選への出馬を20日に届け出ました。しかし、届け出書類の作成中に法務省の調査が突然入ったと彼女は明らかにしました。

ドゥンツォワ氏はドミトリー・メドヴェージェフ首相の政権に対して批判的な立場を取っており、「少なくとも10年間、この国は間違った道を進んできた」と述べています。彼女はロシアに変革が必要であると主張し、侵攻の停止や民主化、政治犯の釈放を求めています。

ドゥンツォワ氏はモスクワ北西のトベリ州ルジェフ市で編集長として働いていましたが、全国的にはほとんど無名でした。しかし、11月に立候補を表明してから急速に支持を広げました。彼女はプーチン大統領の対立候補の擁立を模索する運動「ナーシ・シュタープ」の支援を受けています。

彼女の出馬に対しては、国営メディアは元石油王のホドルコフスキー氏が支援していると指摘しています。一方で、一部のリベラル派は彼女がプーチン政権の裏で操られていると懸念しています。

ドゥンツォワ氏はユーチューブ番組に出演し、ホドルコフスキー氏との関係を否定しました。彼女の出馬が受理されるかどうかは不透明です。受理されれば、30万人の署名集めに取り掛かる必要があります。1月末までの期限が迫っており、彼女には厳しい状況が待ち構えていますが、事実上の選挙運動が始まると思われます。

Source

ソースリンク:日本ニュース24時間