クリスマス映画の定番作品である『ホーム・アローン』(1990年)が、12月22日の夜9時から日本テレビ系列の金曜ロードショーで放送されます。
この映画は、パリへの家族旅行に置いていかれた8歳の少年ケビンが、一人で家で大騒ぎをする様子を描いています。一方で泥棒コンビがケビンの家を狙っているというストーリーもあります。ケビンは身近なものを武器にして泥棒たちを迎え撃ちます。
この作品で主人公のケビン少年を演じたのはマコーレー・カルキン。彼は1980年生まれで現在は43歳ですが、どんな大人になったのでしょうか?
10歳で映画スターに!
『ホーム・アローン』は、『グレムリン』や『グーニーズ』などを制作したクリス・コロンバス監督によって作られました。その後、彼は『ハリー・ポッター』の初期シリーズの監督としても知られるようになりました。
『ホーム・アローン』は1990年にアメリカで公開され、大ヒットを記録しました。マコーレー・カルキンも10歳の若さで一躍映画スターとして名を馳せました。さらに、この映画の続編や『マイ・ガール』などの主演作もヒットしたことで、「世界一有名な子役」としてギネス記録にも認定されました。そのたびにギャラも高騰し、彼の活躍に注目が集まりました。
表舞台から遠ざかるカルキン
しかし、1994年頃からマコーレー・カルキンは表舞台から遠ざかるようになりました。それには彼の両親がパートナーシップを解消し、それに伴う出演料の裁判が関係していると言われています。
両親の間でお金の管理を巡る争いがあり、それに巻き込まれたカルキンは精神的にも疲れ果て、スクリーンから姿を消すことになりました。最後に出演した映画は『リッチー・リッチ』であり、この騒動でクリス・コロンバス監督も苦しい思いをしたとされています。その後、彼は両親との関係を断ち切る決断をしました。
マコーレー・カルキンのこれからについてはわかりませんが、彼の映画『ホーム・アローン』は今でもクリスマスの定番映画として親しまれています。