新しい排ガス規制により、「原付き」（排気量50cc以下のバイク）の生産が難しくなることが明らかになりました。そこで、警察庁の有識者検討会は、125cc以下の小型バイクで出力を抑制した車種を「新基準原付き」として扱うことを報告書でまとめました。
新基準原付きは出力を抑制した小型バイクとは？
2025年11月までに、関係省庁と連携して法制度を整備し、新しい排ガス規制が適用されます。この規制には、出力を抑制しない小型バイクでも原付き免許で運転できることを周知するための努力が必要です。
新基準原付きは、125cc以下の小型バイクの最高出力を4キロワット以下に制御しています。検討会では、これらの車種と現行の原付きとの安全性や操作性の違いを確認しました。技能試験官による走行評価や一般運転者による試乗会の結果、新基準原付きは現行の原付きと同等の性能であると評価されました。
新基準原付きの運転条件について
今後、現行の原付き免許で新基準原付きを運転することができるよう、道交法施行規則を改正する予定です。具体的な要件としては、「最高出力4キロワット以下」となります。外見上は小型バイクと同じですが、識別のためにナンバープレートは原付きと同じ白色（小型バイクはピンク）となることが検討されています。
改造を防止するために、出力制御の変更ができないような対策も徹底されます。特殊な構造の制御部カバーの取り外しが一般的な工具ではできない仕組みとなっています。
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原付きの新基準決まる 出力抑制の小型バイク 25年排ガス規制までに制度化・警察庁
