リベラル系女性候補の立候補認めず ロシア大統領選で中央選管 「無名の女性恐れた」と政権批判も

ロシアの中央選挙管理委員会は、来年の大統領選に立候補を届け出ていたリベラル系の女性候補に対し、立候補を認めないと発表しました。この決定に対し、政権は批判されています。

不備があるため立候補認めず

ロシア中央選挙管理委員会は、23日、リベラル系で無所属のエカテリーナ・ドゥンツォワ氏が出馬を届け出ていたにもかかわらず、立候補を認めないと決定しました。ドゥンツォワ氏の提出した書類には、およそ100か所の不備があり、署名のつづりの間違いなどがあったためです。

ドゥンツォワ氏はジャーナリストであり、元市議会議員でもあります。彼女は「少なくとも過去10年間、この国は間違った道を進んできた」と述べ、ウクライナ侵攻などに批判的な立場をとってきました。

支援を呼びかける

ドゥンツォワ氏は、今回の決定を受けて、立候補の可能性があるとしてリベラル系野党「ヤブロコ」に支援を呼びかけました。もし政党から推薦を得ることができれば、再び立候補する考えです。

一方、ロシアの反体制派指導者ナワリヌイ氏の陣営は、「プーチン大統領は無名の女性候補を恐れた」と批判しています。

以上がロシア大統領選でのリベラル系女性候補の立候補認可に関する最新のニュースです。

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