【AFP=時事】アイスランド気象庁によると、アイスランド南西部のレイキャネス半島で16日未明、噴火が起きた。2023年末以降、この地域での噴火は9回目となる。
現地時間午前4時(日本時間午後1時)前に始まった噴火では、地面の割れ目から溶岩が噴き出している様子がライブ映像で確認された。
アイスランドの公共放送RUVによると、周辺の漁村グリンダビークや有名な観光地「ブルーラグーン」で避難措置が取られた。
この地域での噴火は今年4月以降となる。
最初の噴火は2023年末に発生。その際、グリンダビークの住民約4000人の大半が避難した。以降、ほとんどの住宅は国に買い取られ、住民の多くが転居したという。
レイキャネス半島では、2021年3月に地震活動が活発化するまで、8世紀にわたって噴火がなかった。火山学者らは、同地域の火山活動が「新たな時代」に入ったと警告している。
RUVは、今回の噴火が国際線の運航に影響を及ぼす見通しはないとしている。【翻訳編集】 AFPBB News