安倍派の堀井学衆院議員の苫小牧事務所、年内で閉鎖 裏金問題影響か

派閥のトップである自民党安倍派の堀井学衆院議員の事務所が、年内に閉鎖されることがわかりました。これは、政治資金に関する問題が影響したものとされています。

裏金問題の影響で苫小牧事務所が閉鎖される

堀井学衆院議員は、自民党安倍派の政治資金パーティーにおいて、1千万円以上の裏金を受け取っていたことを認めました。そのため、堀井学衆院議員の苫小牧市にある事務所は、今月末で閉鎖されることになりました。一方、地元の登別市には1つの事務所が残ります。

派閥のパーティー自粛の影響で運営資金が不足

後援会や事務所関係者によると、堀井学衆院議員は地元事務所を通じて、選挙区内の首長、党員、党所属の議員などに「事務所統合のお知らせ」という文書を送付しました。その文書によれば、今月31日をもって苫小牧事務所を一時的に閉鎖し、登別事務所と統合するとのことです。派閥のパーティー自粛によって、今後の運営資金が不足することが背景にあるとされています。

堀井学衆院議員の事務所の変遷

苫小牧事務所は、堀井学衆院議員が初当選後の2012年に設置されました。その後、今年2月には室蘭市にあった事務所も閉鎖されました。堀井学衆院議員は室蘭市出身であり、登別市に自宅があるなど、本拠地として登別市を選んでいるとされています。

過去の実績と辞任

堀井学衆院議員は、元スピードスケート選手としても知られており、1994年のリレハンメル冬季五輪で男子500メートルの銅メダルを獲得しました。また、今年9月には内閣府副大臣に就任しましたが、パーティー問題を受けて今月14日に辞任しました。

これにより、堀井学衆院議員の苫小牧事務所は年内で閉鎖されることとなりました。

Source: 朝日新聞社