北野武監督「首」大コケ? 製作費にも届かない見通し、次回作に“黄信号”

北野武監督の最新映画「首」の興行収入は予想に反して伸び悩んでいます。公開から4週目に入った今も製作費の15億円に到達しておらず、15.9億円を稼いだ前作「アウトレイジ最終章」には及ばない見通しとなっています。この状況によって、北野武監督の次回作に対しても早くも黄信号が灯っていると言われています。

北野武監督の挑戦

北野武監督は、外国特派員協会の会見で次回作について「暴力映画におけるお笑いというテーマで製作の準備に入っている」と公言しています。しかし、「首」の興行収入が伸び悩んでいるため、製作費の15億円に届かない見通しとなっています。また、映画ランキングも10位に転落し、製作・配給元のKADOKAWAとのトラブルもあり、次回作のスポンサーを見つけるのは容易ではないでしょう。

北野武監督は、お笑い界の頂点に立ったビートたけしとして知られています。1989年に初めて映画の監督を務めた「その男、狂暴につき」以来、今回の「首」は彼の19作目となります。特に1998年に公開された「HANA-BI」は、ヴェネツィア国際映画祭で金獅子賞を受賞し、北野武監督は「世界のキタノ」と称されるようになりました。当時、映画プロデューサーとして彼を支えたのは森昌行氏でした。しかし、森氏との関係が悪化し、たけしは「オフィス北野」から独立することになりました。

懸念材料

映画「首」の公開前には、たけしサイドが監督料込みで12億円のギャラを要求していたと報じられ、製作にも編集にもほとんど立ち会っていなかったとも言われています。北野サイドはこれらの報道を否定していますが、映画関係者たちは懸念材料としてこれらの問題に注目しています。

「首」は公開初週に約26万人を動員し、映画ランキングでも3位になるなど、幸先良いスタートを切りました。しかし、4週目になると10位に転落し、製作費がペイできるかどうかが危ぶまれるようになりました。これから北野武監督の監督活動がどうなるのか、注目です。

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