2025年10月14日、大阪・関西万博のため来日されたスウェーデンのヴィクトリア皇太子ご夫妻(ヴィクトリア皇太子と夫のダニエル王子)が、皇居・御所での夕食に天皇皇后両陛下に招かれました。この特別なご夕食後のお茶の席には、長女の愛子さまも同席されたと報じられています。国際的な友好関係が深まる中、雅子さまの洗練されたファッションが大きな注目を集めました。
雅子さま、ヴィクトリア皇太子との「シルバーリンクコーデ」
この日、皇后雅子さまとヴィクトリア皇太子は、偶然にも光沢感のあるシルバーの装いで揃われ、多くの人々の目を引きました。SNS上では「皇太子と雅子さまは同じシルバーのドレス素敵ですね」といったコメントが多数寄せられ、両妃殿下のファッションセンスが話題となりました。
ヴィクトリア皇太子は、オレンジやブルーなどカラフルな花柄が描かれた華やかなドレスをお召しになり、一方の雅子さまは、日本の伝統的な籠目柄を思わせる繊細な模様が施されたシルバーのセットアップをお召しになられていました。さらに、天皇陛下もシルバーのストライプが入ったグレーのネクタイをお召しになり、雅子さまとの「リンクコーデ」を完成させ、ご夫妻の調和を見せられました。
光沢のあるシルバーは、高級感を演出しながらも、クールでシャープなイメージを持つ色です。ヴィクトリア皇太子が花柄でフェミニンさを加えたのに対し、雅子さまはシルバーの持つクールな印象をそのままに、洗練されたエレガントな着こなしを披露されました。
天皇皇后両陛下とスウェーデンのヴィクトリア皇太子ご夫妻が皇居・御所でご交流される様子。雅子さまとヴィクトリア皇太子はシルバーの装いをされている。
雅子さまのスタイルアップ術:襟元と足元が魅せる美学
雅子さまがお召しになったシルバーのセットアップは、60歳のお誕生日に公開されたお写真でも拝見されたものと同型と見られます。この日も、夕食会と同様に後ろ襟を立てて着用され、立体感を出すことで顔周りをすっきりと見せる効果がありました。
大きめの襟や上品なパールのネックレスは、視線を上半身に集めることで、全体のスタイルアップ効果が期待できます。また、ジャケットの肩から胸元にかけて流れるような切り替え線は、女性らしい柔らかなシルエットを描きつつ、縦のラインを強調することで、スマートな印象を与えます。足元には、脚長効果をもたらすヌーディーカラーのヒールを合わせ、完璧なバランスのコーディネートを完成されていました。雅子さまのファッションは、常に細部にわたる配慮と高い美意識が感じられます。
長年にわたる皇室間の深い絆
天皇皇后両陛下とスウェーデンのヴィクトリア皇太子ご夫妻は、長年にわたり国際的な交流を深めてこられました。ヴィクトリア皇太子が初めて日本を公式訪問された2001年には、両陛下が昼食に招かれ、親睦を深められました。また、2010年にはスウェーデンで開催されたヴィクトリア皇太子の結婚式に、天皇陛下がご出席されるなど、両国の皇室は長きにわたる友好関係を築いています。
このような親密な間柄だからこそ、雅子さまとヴィクトリア皇太子は互いにシンパシーを抱かれ、同系色の装いを選ばれたのかもしれません。両皇室の深い絆が、この日の「リンクコーデ」として象徴的に表現されたと言えるでしょう。
参考文献:
- 時事通信フォト (Jiji Press Photo)
- NEWSポストセブン (News Post Seven)
- Yahoo!ニュース (Yahoo! News)