救命士の指示要請拒否、鳥取県立中央病院・救命救急センターの不可解な行動

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救命救急センター

鳥取県立中央病院の救命救急センターが、救急救命士からの「特定行為」の指示要請を拒否したことが明らかになりました。この問題は、救急医療現場における時間の重要性を考えると、大きな疑問を呼び起こしています。

指示要請を拒否した経緯

鳥取県立中央病院の救命救急センターは、県東部広域消防局に対して、救急救命士が医師からの指示に従う必要がある「特定行為」の指示要請に応じないというメールを送信しました。このメールの内容は、現場で実際に指示していなかったことを関係者への取材で明らかにしたものです。この問題による患者への影響はまだ確認されていませんが、救急医療の現場では指示を求めるために別の病院に連絡するなど、時間の延びや患者への影響が出る可能性があります。

指示要請を拒否した理由とその結果

救命救急センターは、医学的な責任問題があるため、指示要請や検証医への検証に応じることができないと述べています。このため、消防局側は別の病院に連絡するように救急隊に周知しました。消防局は中央病院に何度も要請し、通常通り指示をしてほしいと伝えました。その結果、中央病院から「ホットラインの運用を通常通り再開する」というメールが送られ、指示が再開されるようになりました。

問題の救急医療現場とは

救急救命士は、救急車で現場に向かい、患者に処置しながら医療機関へ搬送します。重篤な患者に対する「特定行為」は、専用電話(ホットライン)で医師の指示を受ける必要があります。しかし、中央病院の救命救急センターはこの指示要請を拒否したため、別の病院に連絡する必要が出たのです。

救急医は、救急現場での「特定行為」の指示を遅延させることはありえないと指摘しています。中央病院はこれに対して説明責任を果たすべきだとも述べています。

この問題は、救命救急センターの対応に疑問を投げかけるものであり、その影響は患者の安全にも関わる大きな問題です。

ソース:https://news.yahoo.co.jp/articles/2cda09ab2959f0f44af2b8afac3abf87191f7bbb