鶏砂肝から出た「黄色の異物」の正体とは?

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(写真:朝鮮日報日本語版)

「有名フランチャイズチキン店で注文した鶏砂肝のから揚げから変な味の『黄色の異物』がたくさん出てきた」という投稿がインターネット上で騒動になりました。この問題について、フランチャイズ店の本社側ではコメントを出し、問題の異物が砂肝の内膜だと説明しました。

騒動の発端と謝罪

この騒動は1日、インターネット・コミュニティー・サイト「ボベ・ドリーム」に投稿された文に端を発しました。投稿者のAさんが、母に食べてもらいたいと思って注文した砂肝のから揚げが「かんだら腐った味がした」という電話があり、黄色の異物がたくさん入っていたと投稿しました。

フランチャイズ店の本社では公式ホームページの告知文で、「最近、一部店舗の砂肝のから揚げに関して問題が発生し、ご不便をおかけしたことについてお客様におわび申し上げます」と謝罪しました。また、被害に遭ったお客様には直接謝罪し、補償措置を取った上、問題の砂肝を回収して調査を行いました。

問題の異物は内膜

問題の異物は砂肝の内膜(鶏内金)という部位で、残余物や排せつ物ではないことが確認されました。鶏内金は砂肝の内側に付いている膜で、金色に見えるため、このような名前が付いています。調理時には通常取り除くことが一般的です。乾燥させたものは漢方薬としても使われ、消化を助ける効果があります。

本社側は「鶏内金は砂肝のから揚げの味に影響を及ぼす可能性があり、色や外見から消費者に不快感を与える恐れがあるため、マニュアル上、これを取り除いて調理するようにしている」と述べ、問題について改善策を立て、再発を防止するための調査を行うと明らかにしました。

砂肝の特徴と使用

砂肝は鶏の筋胃を指し、排せつ物の混入の可能性は低いです。鶏の歯がないため、穀類や砂をそのまま摂取し、食材を消化しやすくするために「粉砕器官」として機能します。この器官は運動量が多いため、筋肉が発達しています。砂肝は食感が良く、味わいがあり、料理によく使用されます。

加盟店主や本社関係者は既にAさんに謝罪の意を伝えており、Aさんも店主と本社の謝罪と補償を受け入れました。本社は再発防止のための対策を取ると約束しました。

この記事は日本ニュース24時間から提供されています。

出典リンク: https://news.yahoo.co.jp/articles/7800938e83c29d397d7b834da23b35bae453df31