能登半島地震で安否不明の179人、行方不明6人。石川県で捜索が続く

能登半島地震

能登半島地震が発生し、石川県内では84人の死者が出ました。さらに、少なくとも6人の行方不明者が災害に巻き込まれた可能性があります。この地震で連絡が取れず安否不明の人は、輪島市や珠洲市を中心に計179人に上っています。倒壊した建物の下に取り残されている可能性が高く、警察や消防などによる救助活動が続けられています。

行方不明者の捜索活動が続く

石川県能登地方を震源とする地震によって、行方不明になった人々の捜索が行われています。珠洲市では津波に流され行方不明になった1人を捜索するため、海上保安庁の巡視船が投入されています。また、珠洲市と能登町では約100ヘクタールの浸水が確認されており、穴水町でも5人が行方不明になっています。

死者数と安否不明者の状況

石川県によると、4日現在の死者数は以下の通りです。

  • 輪島市: 48人
  • 珠洲市: 23人
  • 七尾市: 5人
  • 穴水町: 4人
  • 能登町: 2人
  • 羽咋市: 1人
  • 志賀町: 1人

安否不明者は県が公表した氏名リストから、9人が無事であることが確認されました。しかし、連絡が取れない人々は以下の通りです。

  • 輪島市: 93人
  • 珠洲市: 68人
  • 穴水町: 9人
  • 七尾市: 3人
  • 能登町: 3人
  • 志賀町: 2人
  • 金沢市: 1人

年齢・年代が判明しているのは、8歳から90代までです。珠洲市や輪島市などの集落ではまだ孤立状態が解消されず、約780人が取り残されています。断水も続いており、石川県、富山県、新潟県の各地で約9万戸が断水の影響を受けています。

被害状況と警察の対応

石川県内での住宅被害は全壊・半壊が213棟確認されています。特に輪島市、珠洲市、能登町の被害は「多数」とされており、輪島市では倒壊した建物の下敷きになっているとの情報が40~50件あることが公表されました。

この地震で要救助者として把握された138件のうち、80件の対応が終了し、残りの対応も進められています。発生から72時間が経過し、生存率が大幅に低下するとされる時点でも、懸命の捜索活動が続けられています。

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