ある執拗な勧誘が問題視されています。大阪市内で5人の男たちが、高齢者をターゲットに不必要な火災報知器の電池交換を迫り、現金をだまし取った疑いで逮捕されました。
勧誘の手口と逮捕前のやり取り
2023年1月、大阪市の市営住宅に住む80代の女性らを狙ったとされる野埼兄弟ら5人は、火災報知器の電池交換を装って中古の電池を交換し、約2万円をだまし取った疑いが浮上しました。彼らは訪問販売会社「エスカーリー」を名乗り、長期にわたり執拗な勧誘活動を行っていたと見られます。
警察が押収した顧客リストには、およそ1,500人の名前が記載され、販売額は約3,500万円にものぼるとのことです。
狙われた高齢者たちの悲劇
大阪市内の団地に住む60代のAさんは、ある日訪問販売の男から「火災報知器の点検を行います」と声をかけられました。消防の人が来たと思ってドアを開けたAさんは、普通の民間の人だと知り、断るように言いました。
すると男は、「断った場合、消防法違反になります。市からの要請ですので、点検をしてもらいます。ただし、今回は無料です」と言い、不安をあおり続けました。
Aさんは男の言葉に翻弄され、再び点検を断る勇気を持ちませんでした。彼は「絶対に点検しなければいけない」という気持ちにさせられ、恐怖を感じるようになりました。
同じ団地に住む80代のBさんも、男から「古い火災報知器を交換する」と言われ、金銭をだまし取られました。幸いなことに、自治会の担当者が介入し、全額が返金されたそうです。
「日本ニュース24時間」がお伝えしました
この事件は、高齢者を狙った訪問販売の詐欺であり、非常に悪質な行為です。日本ニュース24時間では、このような事件が起きないよう、皆さんに注意喚起を呼びかけています。
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