日イラン両政府は河野太郎外相とザリフ外相の会談を27日に横浜市で実施する方向で調整に入った。ザリフ氏は28日には安倍晋三首相と官邸で会う見通しだ。米イラン対立で緊張が高まっているホルムズ海峡の情勢や、イランの核開発問題を巡り協議する。日本政府関係者が26日、明らかにした。
ザリフ氏が首相や河野氏と会談するのは、米国が7月にホルムズ海峡の安全確保に向けた有志連合構想への参加を各国に呼び掛けて以降、初めて。イランは外交ルートを通じて日本に不参加を促しており、ザリフ氏が直接働き掛ける可能性がある。
27日は河野氏がアフリカ開発会議(TICAD)の閣僚事前準備会合に出席するため、会場のある横浜市で会談を設定した。ザリフ氏は5月にも来日し、首相や河野氏と会談した。