菅義偉官房長官は8日午前、テレビ朝日系「サンデーLIVE!!」で、日韓関係について「こじれてきたのは、全て韓国に責任があると思っている」と述べた。
菅氏は、いわゆる徴用工問題に関し「日韓請求権協定で最終的、完全に解決している」と改めて強調した。「日韓請求権協定は条約だ。条約というのは、それぞれの国の行政、立法、司法、裁判所も含めてすべての国家機関が順守しなければならない」と指摘。「条約を踏み外す、違反する際のルールは、二国間でまず協議をする、できないなら第三者を入れて仲裁。政府は手続きをしているが、韓国は乗ってきていない」と述べ、ボールは韓国側にあるとの認識を示した。
菅氏は「この基本路線を破ったら日本もおかしくなる」と述べ、政府として毅然として対応する考えを重ねて示した。
安倍晋三首相が11日に行う内閣改造・党役員人事をめぐっては「首相の専権事項だ」と述べるにとどめた。