【ニューヨーク=小林泰裕】17日のニューヨーク株式市場で、米景気の先行きへの懸念が和らぎ、ダウ平均株価(30種)は上昇した。終値は前日比161・35ドル高の4万3239・05ドルとなり、2日連続で過去最高値を更新した。
17日に発表された9月の米国の小売売上高の伸びが市場予想を上回り、失業保険の新規申請件数も市場予想を下回った。米国景気が堅調に推移しているとの見方から、保険大手トラベラーズやクレジットカード大手アメリカン・エキスプレスなどの銘柄が買われた。
IT企業の銘柄が多いナスダック総合指数の終値は6・53ポイント高の1万8373・61だった。