キングオブコント審査員への批判にナイナイ岡村隆史が本音「審査員の方がいるから順位がつく」

お笑いファンなら誰もが注目する「キングオブコント(KOC)」。 今年も熱い戦いが繰り広げられましたが、放送後にはネット上で審査員への賛否両論が飛び交う結果となりました。

そんな中、10月17日深夜放送のニッポン放送「ナインティナインのオールナイトニッポン」で、ナインティナインの岡村隆史さんがKOCの審査について言及しました。

審査員への批判に「審査員の方がいるから順位がつく」

番組内でKOCの話題になると、岡村さんは「『審査員の好みですから』とか、そういう言葉が一人歩きしていくじゃないですか。審査員がどやこやとか。コンテストになってくるとね」と、ネット上などで巻き起こる審査員への批判について触れました。

相方の矢部浩之さんから「『そやで』って思うわな」と同意を得た岡村さんは、「そうやねん。『何を言うてるんですか?』ってちょっと思ってしまうというか。審査員の方がいるから、順位ってつくんですよ。分かります? 言うてること。そうなんですよ」と、戸惑いを隠せない様子でした。

矢部さんから「見てる人は自分の評価と違うから、そういうことを言うわけやんね。(見てる人も)審査してんねん」と指摘されると、岡村さんは「あとまあ、『何をエラそうに審査してんねん』って(いう意見もある)。でも、審査しないと順位がつかないですし、そういうのがコンテストですし。審査員の好みっていうのはそういうことであって」と持論を展開しました。

若手時代の経験から審査員の大変さを語る

岡村さん自身も若手時代に数々のコンテストを経験してきたことから、審査員の大変さを身をもって知っていると語ります。

「(当時は)客の笑いよりも審査員に“ハマる”ことを重視した」と明かし、「『一生懸命やってる』みたいな。『若手らしいな』っていうのがまず来てないと。っていうのでやってましたから。それもやっぱ審査員の好みじゃないですか。もちろん、ウケもあるんですけどね」と当時を振り返りました。

そして、「だからなんかもう大変やなあと思って、その審査する人も、なんかいろいろ言われたりすんのも。でも、それしゃあないやん、頼まれて」と、審査員への同情の言葉を口にしました。

「難しい時代になった」と複雑な心境

矢部さんが「難しいよね」と漏らすと、岡村さんは「難しいと思うで。で、毎回言われるの覚悟で…。なんででも、そんなん言われなアカン時代になったのかなあ?と思うねんけどさ。難しいよね。みんなもでもしゃあなしっていうわけじゃない、頼まれてやってるわけやからね」と、複雑な心境を吐露していました。

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キングオブコント決勝の舞台。 審査員も出場者も、そして観客も、それぞれの立場で真剣にコントと向き合っているからこそ、様々な意見が生まれるのかもしれません。