ここ数日、SNS上で大きな注目を集めているのは、13歳差の人気再婚YouTuber「ぽんこつライス」夫妻の動画内容を巡る騒動だ。彼らの配信動画が「児童虐待に当たるのではないか」との疑念を呼び、社会的な大炎上を引き起こし、ついには活動休止へと至った。
炎上発端は「連れ子、邪魔だった?」発言
炎上の中心となっているのは、夫婦YouTuber「ぽんこつライス」だ。27歳の夫と、2人の子どもを持つ40歳の妻が再婚し、現在は妻の連れ子である中学1年の長男、小学4年の長女(ヒカちゃん)、そして夫妻の間に生まれた1歳の次男という5人家族の日々の様子をYouTubeで発信している。
この騒動の発端は、X(旧Twitter)のあるアカウントが取り上げた一本の動画だった。その動画では、妻が長女ヒカちゃんの目の前で夫に対し「結婚するとき、連れ子、邪魔だった?」と質問し、夫が「邪魔だったかもね」と堂々と答える内容が映し出されていた。このやり取りが「冗談でも面白くない、笑えない」と批判コメントとともに瞬く間に拡散された。
再婚YouTuber「ぽんこつライス」の夫婦と次男、炎上後の活動休止
過去の問題発言が次々と掘り起こされる
この動画を皮切りに、「ぽんこつライス」の過去の数々の問題発言も次々と掘り起こされていった。特に注目されたのは、2025年5月に出演したYouTubeチャンネル「街録チャンネル」での発言だ。夫妻は性行為中に子どもが起きてもそのまま続けるといった内容を話し、当時から定期的に炎上を繰り返していたことが明らかになった。
さらに、「再婚あるある 夫の狙いはムスメ?」というタイトルのショート動画も問題視された。この動画では、ヒカちゃんを抱く妻に対し、夫が「まりこ(妻の名)さぁ、娘に俺のこと取られるとか思わなかったん?」「まりこと似て可愛いし、なにより若くてピチピチな訳やん(体が)。女として」などと発言。妻も「まあ言われてみればそうだね」と乗り気な返答を見せ、「一夫二妻制」というテロップまで表示され、娘と夫が惹かれ合うことを容認するような会話が展開された。しかし、その間、隣にいた娘のヒカちゃんは、うつむいたり真顔になったり、苦笑いといった表情で、一度も言葉を発することはなかった。X上では、夫の発言にドン引きする声とともに、ヒカちゃんの心の状態を深く案じる声が相次いだ。
《この子まだ小学生だよね 大人から性的な目を向けられるのって、とてつもない恐怖だよ》
《顔も出して動画配信されててこんな内容学校とかでも影響出るだろうに》
《性的グルーミングがバリバリ進んでしまってる上に晒されてるなんて》
といった、児童への性的グルーミングや精神的影響を懸念するコメントが多数寄せられた。
警察・児童相談所への通報、そして活動休止へ
批判が殺到した結果、11月2日、夫妻はYouTubeを更新。「世間は『ネタだから』では通じないことを重く受け止めました」と表明し、今後は子どもたちへの性的な発言には特に注意していくとしつつも、長女をYouTubeに出演させ続ける意向を示した。また、視聴者からの通報により、すでに警察や児童相談所が動いていることも明かした。
しかし、その翌日3日には一転して「この度活動休止いたします」と発表し、活動の自粛を決定。動画内で「一番最初に謝る相手は子供たち。巻き込んでしまったり、いろいろ不安にさせてしまったこと、丁重に謝罪をしました」と説明し、今後の方向性については夫婦で話し合い、再考していくと語った。
過激な“ネタ”を追求した結果、今回の深刻な炎上を招いてしまった「ぽんこつライス」。今回の騒動が子どもたちの心に深い傷を残さないよう、その影響が最小限に留まることを願うばかりだ。
参考文献
- SmartFLASH:「気持ち悪すぎる」10歳の娘にがっつり“抱きつく“年下夫 https://smart-flash.jp/entertainment/entertainment-news/375808/image/2/?utm_source=yahoonews&utm_medium=referral&utm_campaign=photo
- Yahoo!ニュース: 大炎上した再婚夫婦YouTuber「ぽんこつライス」 https://news.yahoo.co.jp/articles/107ccb4f47233c9deab0dfcbdba74e93e12837e4





