【福岡で観測史上最も遅い真夏日】10月後半も続く異常気象と今後の天気予報

10月後半に突入しても、夏の暑さが収まらない日が続いていますね。日本付近には、この時期には珍しい暖かな空気が流れ込んでおり、季節外れの陽気となっています。

まだまだ続く残暑!西・東日本は半袖で過ごせる陽気

西日本や東日本を中心に、朝から気温が上昇し、日中は汗ばむ陽気となっています。九州では日差しが強く、気温がぐんぐん上昇しています。

福岡県福岡市では、午前11時には早くも気温が30℃に到達。観測開始以来130年以上となる歴史の中で、最も遅い真夏日となりました。

その他、福岡県太宰府市や大分県日田市でも午前中に30℃を超え、いずれも観測史上最も遅い真夏日を観測しています。

厳しい残暑は九州だけにとどまりません。鳥取県や新潟県長岡市でも、最高気温が30℃に達する予想となっており、全国的に季節外れの暑さが続いています。

各地の予想最高気温

  • 福岡県福岡市:31℃(最も遅い真夏日を記録)
  • 福岡県太宰府市:30℃(最も遅い真夏日を記録)
  • 福岡県久留米市:31℃(最も遅い真夏日を記録)
  • 長崎県長崎市:30℃(最も遅い真夏日を観測)
  • 大分県日田市:32℃(最も遅い真夏日を記録)
  • 鳥取県鳥取市:30℃
  • 新潟県長岡市:30℃(最も遅い真夏日を観測)

10月後半とは思えない陽気ですが、西日本や東日本にお住まいの方は、日中はまだ半袖が活躍しそうです。

金木犀の香りが漂い始め、秋の気配を感じられるようになってきましたが、日中は真夏のような暑さが続きます。熱中症や食中毒などには、引き続き注意が必要です。

19日(土)は全国的に雨模様、北海道では週末に雪の可能性も

晴天が続く北日本とは対照的に、東日本や西日本では湿った空気の影響で雲が多く、雨の降る所があるでしょう。関東から西日本にかけてお出かけの際は、雨が降っていなくても傘をお持ちください。

週末にかけては、大陸から接近する低気圧と前線の影響で、雨の降るエリアが広がる見込みです。

19日(土)は前線が通過するため、全国的に雨や風が強まるでしょう。北海道や日本海側を中心に、警報級の暴風や大雨となる可能性もあります。

土曜日の雨の後には、一時的に強い寒気が流れ込むため、北海道では土曜日から日曜日にかけて雪の降る所がありそうです。稚内市や旭川市などから初雪の便りが届くかもしれません。また、道央の峠道では積雪する恐れもありますので、注意が必要です。

北海道では、そろそろ冬支度の時期に入ります。車を運転する際は、スリップ事故などに注意し、冬タイヤへの交換や雪道への備えを万全にしておきましょう。

10月後半も気温変化に注意!体調管理を万全に

秋は気温や天気が変わりやすい季節ですが、今週末の寒気は一時的なものとなる見込みです。

来週は再び気温が上昇し、東京都心では23日(水)から25日(金)にかけて、最高気温が25℃以上の夏日が続く予想となっています。

東京都心では、すでに今月12日に夏日を観測しており、10月としては過去最多を記録していますが、さらに記録を更新する可能性があります。

なかなか半袖をしまうことができそうにありませんが、朝晩は金木犀が香る、ひんやりとした空気になるでしょう。気温差が大きくなりますので、体調を崩さないよう、十分に注意してください。