【AFP=時事】米大統領選で主要政党の候補としては史上最高齢となる共和党のドナルド・トランプ(Donald Trump)前大統領が「疲弊している」との臆測が飛び交う中、民主党候補のカマラ・ハリス(Kamala Harris)副大統領は18日、トランプ氏の大統領としての適性を疑問視した。
78歳のトランプ氏は、友好的なテレビ局のインタビューには応じているものの、NBCやCNBC、CBSなどのインタビューをキャンセル。ハリス氏との1回目のテレビ討論会で劣勢に立たされ、2回目の討論会も拒否している。
ニュースサイト「ポリティコ」は、トランプ氏にインタビューを申し込んでいたウェブサイト側に対し、側近の一人がトランプ氏は「疲弊」しており、一部の出演を断っていると説明したと報道。それについて陣営は「現実と懸け離れた」話だと一蹴した。
しかし、今月20日に60歳になるハリス氏は、激戦州ミシガンで1日に複数の場所で演説した際にトランプ氏の健康状態を追及。
「選挙遊説で疲弊しているようなら、世界で最も過酷な職務に適しているのか疑問だ」と支持者に語った。
トランプ氏は、新旧メディアに出演し、多忙なスケジュールをこなしているが、大半は友好的なメディアで、厳しい質問を受けることはほとんどない。
トランプ氏はハリス氏の批判に反発。記者団に対して、自分は一切キャンセルしていないと主張し、ハリス氏を「ウサギほどのエネルギーもない」「負け犬」だとこき下ろした。【翻訳編集】 AFPBB News