近年、社会問題化しているライブチケットの高額転売。定価の数倍、時には数十倍もの価格で取引されるケースもあり、多くの音楽ファンが頭を悩ませています。
しかし、ホリエモンこと堀江貴文氏は、著書『ニッポン社会のほんとの正体 投資とお金と未来』(徳間書店)の中で、転売ヤーだけを悪者扱いするのは間違っていると断言しています。一体どういうことでしょうか?
需要と供給の法則?チケット転売は悪なのか?
ホリエモンは、転売ヤーは需要と供給のバランスに基づいて価格を設定しているに過ぎないと主張します。10万円で転売されるチケットがあるということは、市場がそのチケットに10万円の価値を見出している証拠。これはビジネスの基本原則であり、転売ヤーだけを非難するのは筋違いだと指摘しています。
チケット高額転売の根本的な原因は?
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では、なぜこのような事態になっているのでしょうか? ホリエモンは、問題の根源はイベント主催者側にもあると指摘。チケットの価格設定が需要と供給のバランスを考慮に入れていないため、転売ヤーにつけ入る隙を与えていると主張しています。
ホリエモンが提唱する解決策「ダイナミックプライシング」とは?
では、どうすればチケットの高額転売問題を解決できるのか? ホリエモンは、「ダイナミックプライシング」の導入を提唱しています。
ダイナミックプライシングとは、需要と供給のバランスに応じてチケット価格を柔軟に変動させるシステム。航空券やホテル予約などで既に導入されているケースも多く、需要の高い公演はチケット価格が上がる一方、空席リスクを減らすことができます。
海外アーティスト公演ではすでに一般的!?
実際、2024年2月に開催されたテイラー・スウィフトの東京ドーム公演では、ダイナミックプライシングが導入され、12万2800円のVIP席から8800円のU-20席まで、幅広い価格設定がなされました。
まとめ:チケット転売問題の未来
チケットの高額転売問題は、音楽ファン、アーティスト、イベント主催者にとって大きな課題です。ホリエモンの提唱するダイナミックプライシングは、解決策の一つとなるのでしょうか? 今後の動向に注目が集まります。
この記事を読んだ皆さんは、チケットの高額転売問題についてどう考えますか? ぜひコメント欄で意見を聞かせてください! また、この記事が役に立ったと感じたら、SNSでシェアしてくれると嬉しいです。