「鶏むね肉を買ったはいいけど、使い切れずに冷凍庫で眠らせてしまった…」そんな経験はありませんか? 実は鶏むね肉は、ちょっとした工夫で冷凍保存してもおいしく食べられるんです。
この記事では、冷凍食品メーカー「ニチレイフーズ」広報監修の書籍『ニチレイフーズの広報さんに教わる 食材の冷凍、これが正解です!』を参考に、鶏むね肉を冷凍保存する際のポイントや裏技をご紹介します。
冷凍保存で「楽ちん&節約」を実現!
鶏むね肉は、安価で高タンパク質な優秀食材ですが、傷みやすいのが難点。そこでおすすめなのが「冷凍保存」です。
冷凍保存のメリットは、
- 食材を無駄なく使える
- 忙しい時にすぐに調理できる
- 価格が安い時に買いだめられる
など、家計にも優しい点が盛りだくさん!
プロ直伝!鶏むね肉の冷凍保存方法
それでは早速、鶏むね肉をおいしく冷凍保存する方法を見ていきましょう。
【ポイント1】下味冷凍で一石三鳥の効果!
鶏むね肉を冷凍する際におすすめなのが「プラス調味料冷凍」。砂糖、塩、こしょう、酒を加えて冷凍する方法です。
< 専門家からのコメント >
食品メーカー勤務の管理栄養士、佐藤さんによると、「砂糖を加えることで、鶏むね肉の保水性がアップし、パサつきを防ぐ効果が期待できます。また、塩を加えることで肉の組織が引き締まり、旨味を閉じ込めることができます。」とのこと。
プラス調味料冷凍のメリットは、
- 保存性を高める
- 肉質をやわらかくする
- 下味になる
と、まさに一石三鳥!用途が決まっていない場合も、この方法で冷凍しておけば、様々な料理に活用できます。
【ポイント2】冷凍保存の手順を解説
- 水気を取る: 鶏むね肉の表面の水分をペーパータオルでしっかりと拭き取ります。
- ポイント: 水分が残っていると、冷凍時に霜の原因となり、風味が損なわれる原因に。
- 調味料を振る: 鶏むね肉1枚に対して、砂糖小さじ1/2、塩小さじ1/4、こしょう少々を全体に馴染ませます。
鶏むね肉に調味料を振る - 保存袋に入れる: 冷凍用保存袋に鶏むね肉を入れ、酒小さじ2を加えます。
- 揉み込む: 袋の上から軽く揉み込み、調味料を全体に馴染ませます。
鶏むね肉を揉み込む - 急速冷凍: 袋の口を閉じ、金属製のバットにのせて急速冷凍します。
- ポイント: 金属製のバットにのせることで、より早く冷凍することができます。
【ポイント3】解凍方法
解凍方法は、調理方法によって使い分けましょう。
- グリルやソテー: 冷蔵庫で約7~8時間かけてゆっくり解凍するか、電子レンジの解凍モードを利用します。
- その他: 保存袋に入れたまま流水解凍も可能です。
< 注意点 >
解凍後は、必ず加熱調理してからお召し上がりください。
まとめ
今回は、鶏むね肉の冷凍保存方法をご紹介しました。
正しく冷凍保存すれば、鶏むね肉をもっとおいしく、そして手軽に楽しむことができます。ぜひ今回の記事を参考に、鶏むね肉料理のレパートリーを広げてみてくださいね!