タワマンが立ち並ぶ豊洲に突如現れる“地面に埋め込まれたレール”の正体は? 周囲には赤く錆びた鉄橋、茂みの中から貨物鉄道の痕跡が…


【画像】“豊洲のタワマン群に突如現れるナゾの廃線跡” 東京湾岸の廃線跡を写真で一気に見る

 そして、その建物の合間を縫うようにかつてはレールが敷かれ、産業鉄道として高度経済成長期の東京の輸送を支えていた。現在は、目新しいショッピングモールやタワマンなどが立ち並ぶ両エリアで、埋もれた鉄路の跡と“倉庫街の豊洲・晴海”の面影を探しにいく。(全2回の1回目/ 続きを読む )

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日本で初めてのコンビニエンスストアができた東京・豊洲

 そのセブン-イレブン1号店を取り囲む豊洲の町は、とてつもない町だ。

 地下鉄有楽町線の豊洲駅で降りて地上に出ると、圧迫感があるほどの高層ビル群に見下ろされる。豊洲の交差点から南西に歩いてゆけばららぽーと。

人口減少時代に3つの小学校が

 豊洲の高層ビル群は、マンションであったりオフィスであったり、その性質はさまざまだ。「豊洲」と名乗る地域には、区立の小学校が3つもあるという。そのうち2つまでが2000年以降に開校した。最も新しい豊洲西小学校の開校は2015年だ。人口減少時代もなんのその。

 ベッドタウンにしてオフィス街、そして繁華街としての側面も持つ豊洲は、いまも成長を続けている。行き交う人々も、なんとなく品が良さそうに見えてくるから不思議なものだ。

 そんな豊洲は、運河を挟んでほかの埋立地とも結ばれている。南側には東雲や有明、その先にはお台場。西には晴海があって、その北側には月島・勝どきがある。何本もの橋がそれぞれを結び、一体となって東京湾岸エリアを形成する。歩いて橋を渡っている人は少ないが、どこもクルマ通りは絶えない。このあたりからも、令和の東京を象徴するエリアなのだろうと思わせる。



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