日常的に使われている!? ライトを使った意思疎通
日本の道路を走っていると、ドライバー同士がライトを使って様々なメッセージを送り合っていることに気づきますよね。例えば、お礼の気持ちを込めて「サンキューハザード」をする光景はよく見かけます。しかし、中には地域やドライバーによって解釈が異なる場合や、明確なルールがないものも存在します。今回は、そんな日本の道路における「暗黙のライトコミュニケーション」をいくつかご紹介します。
高速道路で必須!渋滞情報を伝えるハザードランプ
高速道路を走行中、前方の車がハザードランプを点滅させていたら、それは「この先渋滞しています」というサインです。後続車もそれに続いてハザードを点滅させ、渋滞情報を共有します。これは、高速道路の電光掲示板でも推奨されている合図なので、積極的に活用したいですね。
高速道路の渋滞
右折時の意思表示に! パッシングライトでスムーズな交通を
対向車線に車が来ているものの、距離があるため「今なら右折できるかも…」と思ったことはありませんか? そんな時、一瞬だけパッシングライトを点灯させることで、「先に右折させていただきます」という意思表示ができます。対向車のドライバーに配慮を示すことで、スムーズな交通 flow を実現できるでしょう。
プロも使う!? 車線変更時の合図
夜間やトンネル内など、周囲が暗い状況下での車線変更は、互いの車の動きが見えづらく危険が伴います。そんな時、車線変更をしたい車がウインカーを出しているにも関わらず、後ろの車が車間距離を詰めてなかなか車線変更できない…という経験はありませんか?実は、こんな時、後ろの車がヘッドライトを一瞬だけ消灯させることで、「どうぞお先に」という合図を送っていることがあります。これは、タクシーやトラックなどのプロドライバーがよく使うサインと言われています。
ライトコミュニケーションはあくまで補助的なものと心得て
今回ご紹介したライトを使ったコミュニケーションは、あくまでもドライバー同士の暗黙の了解であり、明確なルールとして定められているわけではありません。そのため、地域やドライバーによっては解釈が異なり、誤解を生む可能性もあることを忘れてはなりません。安全運転のためには、まずは交通ルールを遵守し、周囲の状況をよく確認することが大切です。