本日21日(木)午前9時、鹿児島県薩摩川内市の西の海上で台風12号「レンレン」が発生し、日本列島に接近しています。九州地方、特に鹿児島県では、非常に激しい雨や大雨が予想されており、一部地域では線状降水帯の発生により災害の危険度が急激に高まる可能性があります。日本ニュース24時間では、この台風に関する最新の気象情報と警戒すべき点をお伝えします。
九州南部に接近する台風12号「レンレン」の気象レーダー画像
台風12号「レンレン」の現在の状況と進路予測
今日21日(木)午前9時に鹿児島県薩摩川内市の西の海上で発生した台風12号「レンレン」は、中心気圧1004hPa、中心付近の最大風速18m/s、最大瞬間風速25m/sを伴っています。この台風は今夜にも鹿児島県付近に上陸する可能性があり、九州地方広範囲で非常に激しい雨が降り、大雨となる恐れがあります。特に警戒が必要なのは鹿児島県(奄美地方を除く)で、21日夕方から22日夕方にかけて線状降水帯が発生し、土砂災害や浸水などの大雨災害の危険度が急激に高まることが懸念されます。今後の台風進路や気象庁からの発表に注意し、早めの対策を講じることが重要です。
台風の名前「レンレン」の由来と命名ルール
今回発生した台風12号は「レンレン」と名付けられました。これは香港が提案した名前で、「少女の名前」に由来しています。台風の名前は、「台風委員会」という国際機関で決定されています。この委員会には日本を含む14カ国等が加盟しており、各国が提案した計140個の名前が事前に用意され、台風の発生順に付けられます。これら140個の名前は繰り返し使用されますが、甚大な災害をもたらした台風があった場合、加盟国からの要請により、その名前は今後の台風には使用せず、別の名前に変更されることがあります。この命名ルールは、国際的な情報共有と理解を促進するために定められています。
警戒と対策について
台風12号「レンレン」の接近に伴い、九州、特に鹿児島県では大雨災害への厳重な警戒が求められます。避難経路の確認、ハザードマップでの危険区域の把握、食料や水の備蓄など、事前の防災対策を徹底してください。最新の気象情報や地方自治体からの避難情報に常に注意を払い、命を守る行動を最優先してください。
参考文献:
- 日本気象協会 (tenki.jp)
- Yahoo!ニュース (元記事: 日本気象協会 本社 日直主任)