【永遠に語り継がれる名作】「踊る大捜査線」最終回に見る感動と伊藤俊人さんの存在感

1997年に放送され、社会現象を巻き起こしたドラマ「踊る大捜査線」。その最終回「青島刑事よ永遠に」が21日、カンテレで再放送されました。青島(織田裕二)と和久(いかりや長介)の絆、そして豪華ゲスト陣の熱演が今もなお色褪せない感動を与えてくれます。

和久から青島へ受け継がれる正義の魂

最終回でひときわ印象的なのが、定年退職を迎える和久と青島のやり取りでしょう。

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6年前の事件の真相に迫る和久は、容疑者・安西(保坂尚希)に対し、明日からは青島が担当することを告げます。「俺が辞めてもこいつがいる限り、警察は死なねぇぞ」と青島の肩を叩き、長年守り続けてきた正義のバトンを託します。

豪華ゲスト陣の中でも異彩を放つ伊藤俊人さん

数々の豪華ゲストが登場した「踊る大捜査線」シリーズ。最終回には、2002年に40歳という若さでこの世を去った伊藤俊人さんも出演していました。

伊藤さんが演じたのは、青島が東京拘置所で接見する男・山部。事件の鍵を握る情報を持ちながらも、不敵な笑みを浮かべる難しい役どころを見事に演じ切っています。

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和久の退職を告げられた山部は、「そりゃあ残念だ、もう仕返しできない」と意味深な言葉を呟きます。伊藤さんの演技力は、山部の狂気性を際立たせ、視聴者に強烈な印象を残しました。

今なお語り継がれる名シーンの数々

SNS上では、再放送を視聴したファンから「和久さん(涙)」「伊藤俊人もいかりや長介も良い役者だった」「最終回の最後のシーン、正しいことをしたければ偉くなれって和久さんの言葉を室井に託して青島は現場で正しいと思ったことをしてる描写がいいのよね」など、多くのコメントが寄せられています。

時代が変わっても色褪せない「踊る大捜査線」。最終回は、青島と和久の絆、そして伊藤俊人さんをはじめとする豪華ゲスト陣の熱演が、今もなお多くの人々の心を掴んでいることを改めて実感させてくれます。