西田敏行さん、76歳で逝去…晩年は「池中玄太90キロ」に?愛煙家&大食漢で病魔と闘い続けるも

17日に虚血性心疾患のため76歳でこの世を去った俳優の西田敏行さん。お茶の間を笑顔にした名優の訃報に、日本中が悲しみに包まれています。

多くの芸能関係者が追悼コメントを発表

西田さんと「五人会」を結成していた松崎しげるさん、柴俊夫さん、田中健さんは、18日に西田さんの自宅を弔問。「若い頃からたくさん遊んで、歌って飲んでいました。たくさん西ヤンと時を共有出来た事をまずは感謝しなければ…西ヤン心から有難う!!」とブログにつづっています。

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また、ドラマ「西遊記」で共演した堺正章さんは、「西田さん! あの滲み出るような演技を超えた存在感、もう終演なんですね。大きな存在を失いました。猪八戒(西田敏行さん)、沙悟浄(岸部四郎さん)、三蔵法師(夏目雅子さん)もみんな天竺へ旅立ちました。私もいずれその旅に参加します。心よりご冥福をお祈りします」と追悼の意を表しました。

さらに、「劇場版ドクターX」で共演した米倉涼子さんは19日に行われたイベントで、「西田さんにとってもファイナルの映画になってしまいましたが、劇場版では西田さんも大活躍で生きています」と涙ながらに語りました。

晩年は度重なる病魔に…それでも「全身俳優」として活躍

西田さんは、2001年に頚椎症性脊髄症、2003年に心筋梗塞、2016年に頚椎亜脱臼、胆嚢炎と、50代以降はまさに病との闘いの連続でした。

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芸能ジャーナリストの城下尊之氏は、「西田さんの健康不安は、昨日今日の話ではありませんでした。しかし映画やドラマなどの会見で取材に行くと、必ずこちらが喜ぶような面白い話をしてくれるサービス精神の塊のような人でした。人懐っこい性格で、人との酒席も大好き。年上、年下関係なく、共演者や業界関係者と飲むのが大好きな方でした」と語っています。

大の愛煙家&大食漢…「池中玄太80キロ」を超えていた?

西田さんは、2013年9月14日付の本紙インタビューで、「若い頃は、酔って議論したりするのが楽しくて、浴びるように飲んでいました。ある時、飲み過ぎて倒れかけてしまい、先輩俳優に『そんなのはロクな飲み方じゃない! 吐くなら飲むな。酒がもったいないだろ!』と一喝され、酒とは“いい付き合い方”ができるようになったんです」と語っていました。

しかし、キー局関係者によると、「焼き肉とビールをこよなく愛す大食漢で、たばこは1日80本以上のヘビースモーカー、運動は月に1度のゴルフ程度といわれていました。『池中玄太80キロ』どころか、50代の頃には、身長166センチにして、90キロ近い体重があった」とのこと。

長年、多くの人に愛され続けた名優。晩年は、若い頃からの暴飲暴食が祟ったのかもしれません。心よりご冥福をお祈りいたします。