夏帆と竹内涼真がW主演を務めるTBS系ドラマ「じゃあ、あんたが作ってみろよ」の第8話が11月25日に放送され、主要カップルである山岸鮎美(夏帆)と海老原勝男(竹内涼真)の関係性にとどまらず、勝男の両親の物語が視聴者の深い共感を呼びました。SNS上では、親世代の夫婦関係や家族のあり方を巡る描写に「神回」「感動した」との声が多数寄せられています。
夏帆と竹内涼真W主演ドラマ「じゃあ、あんたが作ってみろよ」第8話より
第8話あらすじ:勝男の母・陽子が家出、揺れる家族の絆
第8話では、勝男のもとに母・陽子(池津祥子)が突然訪ねてくる場面から始まります。夫・勝(菅原大吉)との間に何かあったようで、家出をしてきた様子の陽子を心配しつつも、勝男は陽子が良かれと思って行う家事、例えば勝手にスーツをクリーニングに出したり、古くなった調理器具を新調したりすることに苛立ちを覚えます。なかなか帰ろうとしない陽子に対し、勝男はある対策を思いつくことになります。
一方の鮎美(夏帆)は、渚(サーヤ)からの依頼で、太平(楽駆)が経営するバーで開催されるメキシカンフェスでメキシコ料理を提供することに。そんな中、太平のバーで偶然椿(中条あやみ)と再会した鮎美は、椿から勝男が今も鮎美を想っていることを聞かされ、「鮎美は思いが戻ったりはしないのか」と問われ、戸惑いを隠せません。
視聴者の心を掴んだ「夫婦の物語」:SNSでの反響
放送終了後、SNSでは特に勝男の両親の物語に大きな反響が寄せられました。「勝男のお母さんの心境を中心に描かれた神回。ジーンときて、優しい気持ちに包まれた」という声や、「お母さんの『心の中の1人部屋』は強い人だなと尊敬。勝男の両親のような価値観は、30年前は一般的だったと思う」といったコメントが多数見受けられました。これは、昔ながらの夫婦関係や、その中で女性が抱える心情を丁寧に描いたことへの共感を示しています。
また、陽子のささやかな「復讐」にも注目が集まりました。「勝男母は、夫にインスタントみそ汁を使ってひそかに復讐。それでいいと思う」との意見は、夫婦間の微妙な力関係や、日常の中の小さな反抗が描かれていることへの理解を示しています。そして、「お母さんがお父さんのことをちゃんと好きだったのが感動。勝男がいい子に育ったのもうなずける」「仕事を頑張ってきたお父さんの不器用さも伝わった。フリーズドライのみそ汁を使用したところは、少しアップデートできたのかな?」といった声からは、不器用ながらも互いを思いやる夫婦の愛情が、多くの視聴者の感動を呼んだことがうかがえます。
ドラマの深掘り:勝男と鮎美、そして周囲の関係性
今回の第8話は、主人公である勝男と鮎美の関係性よりも、勝男の母と父という親世代の夫婦関係に深く焦点を当てたことが「この作品の面白いところ」として評価されました。また、ドラマ全体を通しての魅力として、「名作ドラマ過ぎて泣ける」というコメントも。勝男が「今回も安定の肌着。また肌着で家から飛び出してた(笑)」というおなじみのコミカルなシーンや、「会社のシーンも面白い。後輩・南川はやっぱり勝男のことが気になってるんじゃないかな」といった、登場人物たちの細やかな人間関係にも視聴者は引きつけられているようです。
結論
ドラマ「じゃあ、あんたが作ってみろよ」第8話は、勝男の両親が織りなす夫婦の物語を通じて、家族のあり方や世代間の価値観の変遷を深く描きました。古き良き時代の価値観と現代の視点が交錯する中で、不器用ながらも愛情を育む夫婦の姿は多くの視聴者に感動と共感を届け、単なるラブコメディーに終わらない本作の奥深さを示しました。今後の展開で、勝男と鮎美、そして彼らを取り巻く人々の関係性がどのように進化していくのか、引き続き注目が集まります。





