今年の猛暑で、皆さんは「目バテ」していませんか? 紫外線やエアコンの乾燥、スマホの使いすぎで、目は想像以上に疲れているかもしれません。今回は、目バテの症状や原因、そして効果的な対策方法をご紹介します。
目バテとは?
「目バテ」とは、紫外線による炎症や乾燥、目の酷使などが原因で、目が充血したり、かすみ目、疲れ目、頭痛、肩こりなどの症状を引き起こす状態のことです。
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日本眼科学会認定専門医である大島由莉院長によると、今年は特に猛暑の影響で、例年に比べて目バテを訴える患者さんが1.5倍に増加しているとのこと。
あなたは大丈夫? 目バテチェックリスト
以下の項目にいくつ当てはまるか、チェックしてみましょう。
- 目がしょぼしょぼする
- 目が充血しやすい
- なぜか涙が出る
- 目が重い、疲れを感じる
- まぶたが痙攣することがある
- 光をまぶしく感じる
当てはまる項目が多いほど、目バテの可能性が高いと言えるでしょう。特に、1〜3に当てはまる方は要注意です。
目がしょぼしょぼする
疲れ目やドライアイが主な原因です。重症化すると肩こりや頭痛、吐き気などの重篤な症状を引き起こす可能性も。
目が充血しやすい
炎症によって引き起こされます。悪化すると角膜を傷つける原因になることも。
なぜか涙が出る
ドライアイが悪化すると、目の潤いがなくなって傷つきやすくなります。すると、目は潤いを補おうと涙を増やすため、ドライアイなのに涙が出やすくなるという現象が起こります。
目バテ対策
目バテ対策には、以下の方法が有効です。
- 紫外線対策: 外出時はサングラスやUVカットメガネを着用しましょう。
- 適切な湿度管理: エアコンの使いすぎに注意し、加湿器を使用するなどして、室内の湿度を適切に保ちましょう。
- 目の休息: スマホやパソコンの使用時間を減らし、定期的に目を休ませましょう。遠くの景色を眺めたり、目を温めたりするのも効果的です。
- バランスの取れた食事: ビタミンAやルテインなど、目に良い栄養素を積極的に摂取しましょう。
専門医からのアドバイス
「目バテは、放置すると深刻な目の病気を引き起こす可能性もあります。症状が気になる場合は、早めに眼科を受診しましょう。」(大島由莉院長)
目の健康は、生活の質にも大きく関わってきます。 日頃から目バテ対策を心がけ、快適な毎日を送りましょう。