「はて?裏金議員まだ議員やるの?」アンチも復活してありえないほどの逆風、「自公過半数割れ」の現実味


【写真】自民にも公明にも“見放され”、大苦戦中の萩生田氏

■早くも「危険水域」に突入した支持率

 時事通信が10月17日に公表した世論調査によると、石破茂政権の支持率は28%で森喜朗政権より低かった。通常なら政権発足後3カ月ほどは「ハネムーン期間」とされて支持率は高く、メディアの批判も抑えられる。

 政権成立10日後に衆議院を解散した岸田文雄前首相でさえ、政権発足直後の内閣支持率は40.3%と、4割台を維持していた。にもかかわらず、石破内閣の支持率は「危険水域」と言われる2割台に突入した。

 当時も国民の怒りは自民党全体に向けられていたが、今回はこれに加えて「裏金問題」の余波がある。これに伴い12人の前職が党の公認を外され、34人が比例名簿に登載されなかった。

 比例単独の3人の非公認も決定し、そのうち上杉謙太郎氏は福島3区から無所属で出馬。自民党福島県連の推薦は得たものの、苦しい戦いを強いられている。

 自民党の公認を得られなかったり、公認されても比例との重複立候補が認められなかったりした場合、公明党の支持がある場合はまだ望みはあるかもしれない。公明党は各小選挙区に2万票ほどを有しており、それに支えられている自民党議員は少なくない。

 実際に、公明党は自民党から公認を得られなかった西村康稔氏(兵庫9区)と三ツ林裕巳氏(埼玉13区)と、比例重複なしの自民党前職34人のうち33人を推薦。公明党は兵庫2区で赤羽一嘉氏、兵庫8区で中野洋昌氏を擁立しており、自民党兵庫県連会長を務めたことのある西村氏との「票のバーター」を期待する。



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