「萩生田さんをみんなでいじめて…でも負けやしない」誇りだった‟八王子の元ヤン”激戦東京24区に市民大困惑「いや地元の恥だ」


「再出発」「八王子の声を届ける」「八王子の土になる覚悟」

 都内屈指のターミナル駅だけに昼夜問わず人通りが多い。しかし今日は普段以上の人だかり、警察官やSP、選挙運動員らによる警備体制も万全だ。

「おはようございまーす」

 選挙カーの上には応援弁士らと手を挙げる笑顔の無所属、萩生田光一元自民党政調会長の姿があった。

 東京都八王子市。人口58万人(八王子市公式HP・「市長挨拶」より)を誇る東京都唯一の中核市が、いまこの萩生田氏と中央政界の激震に揺れている。

 その良くも悪くもその中心人物である萩生田氏、八王子の一部を選挙区とする東京都第24区で「再出発」「八王子の声を届ける」「八王子の土になる覚悟」と気炎を上げた。「そうだ!」という支援者らしき声も飛んだ。

地元出身で文部科学大臣、経済産業大臣にまで上り詰めた叩き上げ

 実際、八王子市東南の一部選挙区は24区でなく立川市や日野市とともに東京都第21区(2022年公職選挙法改正以降の区割り)になっている。この辺りの「八王子市民」となると八王子市街より多摩市街(多摩センターなど)や立川市街のほうが一部に京王相模原線や多摩モノレールなどあるため至便かもしれない。

 西部の高尾山、陣馬山からそういった都市部、巨大ベッドタウンまでとにかく広く、58万人の「文化圏」も「都合」も様々なのが八王子市だ。

 萩生田氏はそんな八王子の「ドン」として君臨してきた。八王子生まれの八王子育ち、若いころは相当な「やんちゃ」で何度も停学を食らうなど武勇伝も数しれず、早稲田実業から一浪で明治大学商学部二部(夜間)卒、八王子市議会議員から東京都議会議員、そして衆院議員となり文部科学大臣、経済産業大臣にまで上り詰めた「叩き上げ」の人物である。

 今回の衆院選第一声でも「この街に生まれ、この街に育ち、この街で政治家としてお育て頂いて」と地元愛アピールを繰返していた。



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