米国「北朝鮮軍の戦線配置」報道に「戦闘参加の際に共同交戦国になるだろう」


サブリナ・シン米国国防総省副報道官は同日の記者会見で、ロシアで訓練を受けた北朝鮮軍の最初の兵力がロシア本土のクルスク州などに配置されたというウクライナのマスコミ報道に対する質問にこのように答えた後、「ロイド・オースティン国防長官が昨日明らかにした通り、私たちは北朝鮮軍がロシアに行ったという証拠があり、彼らが正確に何をするかは見守らなければならない」と述べた。北朝鮮軍の追加動向に対する質問にも「アップデートすることがない」として「彼らが何をするのか見守らなければならない」と話した。

シン副報道官は北朝鮮軍のロシア派兵の意味については、「プーチン大統領が北朝鮮に兵力を戦場に投入してほしいと言うほど切迫した」とし、「もし北朝鮮が戦闘に参加すれば、彼らは共同交戦国になり、それは非常に深刻な問題だ」と明らかにした。同時に「北朝鮮が派兵した軍人がウクライナで戦闘作戦に参加すれば、それはインド・太平洋にも不安定をもたらし、欧州や韓国をはじめとするインド・太平洋の同盟国に影響を及ぼす」と強調した。

国連事務総長のファルハン・ハク副報道官は同日、ニューヨークの国連本部で開かれた定例記者会見で、北朝鮮軍の兵力派兵について「いずれにしてもウクライナ紛争で軍事力が追加されること(the further militarization)に反対する」と述べた。

ハク副報道官も「(ロシアと北朝鮮の)安全保障理事会(安保理)対北朝鮮制裁決議違反の是非は安保理傘下の対北朝鮮制裁委員会が検討して対応しなければならず、この事案は彼らの手にかかっている」として従来の原論的な立場を再確認した。

韓国政府は、北朝鮮がロシアのウクライナ侵略戦争に兵器を支援してきたことに加え、派兵までするのは国際社会に対する重大な安保脅威であり、北朝鮮との一切の軍事協力を禁止した安保理決議を露骨に違反する行為と見ている。しかし、戦争当事国であるロシアは安保理常任理事国として拒否権を持っており、安保理レベルで追加の対北朝鮮制裁を講じることは現実的に不可能な状況だ。



Source link