だから日本人は「占い」をやめられない…サイバーエージェント藤田晋「超一流の経営者でさえ“スピリチュアル”にハマってしまう理由」


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 占いやスピリチュアルに、なぜ成功者ほど惹かれてしまうのか――サイバーエージェント藤田晋氏は、経営の最前線で数々の“非科学的な誘惑”を目撃してきた。一流の経営者でさえ合理性を手放してしまう、その心理を各所から大反響のビジネス書『 勝負眼 「押し引き」を見極める思考と技術 』(文藝春秋)より一部抜粋してお届けする。(全2回の2回目/ 最初から読む )

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株主名簿に新興宗教が現れた時は

 また、長年社長をやっていると、「M資金」や「徳川埋蔵金」のような架空の話を持ちかけられることもある。M資金の話はとある有名芸能人からだったけど、他の誰かから聞いて真偽が分からず私に相談してきたので、有名な詐欺話だと教えてあげた。

 うちの会社の株主名簿にとある新興宗教法人が現れた時は、IR取材を理由に面会を求められた。断りきれずに会うと、「社長って孤独ですよね?」「本当の幸福が何か知ってますか?」などとしつこく尋ねられた。

一流の人さえ「非科学的なもの」を頼るワケ

 成功者はみな、相当な努力をしているだろう。だけど、やはり最後は運も味方につけないと、また次も上手くいくとは限らないから、どうしても目に見えないものに惹かれるのだと思う。その気持ちは分かる。

 でも、お守りにしても、占いにしても、験を担いでも、当たらないことが結構な確率であるはずだ。その場合、次はどうするのだろう。全くダメであっても信じ続けるのか。自分が無頓着なので、それが本当に分からない。

 冒頭の話に戻すと、4月26日の地震の予言は当たらなかったけど、今度は2025年7月5日に大災害が起きるという、「日本のノストラダムス」と呼ばれる人の予言が盛り上がってるそうだ。それが、日本だけでなく中国でもSNSで大きくバズっていると。そもそもノストラダムスの大予言って完全に外れてなかったっけ。

 真実か否か、判断するのはアナタです……(後日談 結局、7月5日には何も起きなかった)。

藤田 晋/ノンフィクション出版



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