イーロン・マスク氏、物議を醸すトランプ氏支援活動でアメリカ大統領選に激震!?

アメリカ大統領選を目前に控え、世界が注目する中、イーロン・マスク氏が型破りなトランプ氏支援活動を展開し、波紋を広げています。今回は、マスク氏の奇策ともいえる支援活動の実態と、その legality (合法性) について、専門家の意見を交えながら詳しく解説していきます。

マスク氏の奇策!署名で毎日1億円超が当たる!?

10月19日、マスク氏は激戦州であるペンシルベニア州で、前代未聞の支援活動を発表しました。「言論の自由と銃所持の権利」を訴える請願書に署名した登録済み有権者の中から、なんと毎日1名に100万ドル(約1億5000万円)をプレゼントするというのです。

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この活動は、マスク氏がトランプ氏支援のために設立した政治団体「アメリカPAC」を通じて行われます。当選者は、選挙当日まで毎日発表され、初回当選者はすでに発表済みです。

買収行為?合法性と倫理の狭間で

しかし、この活動には、倫理的な問題だけでなく、違法性を指摘する声も上がっています。アメリカの連邦法では、選挙における投票や有権者登録と引き換えに金品を提供することは、買収行為として禁じられています。

マスク氏側は、すでに登録済みの有権者を対象とし、「言論の自由と銃所持の権利」への賛同者に対する報酬であると主張し、合法性を強調しています。

しかし、専門家の間では、この活動を知ってから有権者登録をする人が増える可能性も高く、事実上の買収行為に当たるという見方も少なくありません。

スーパーPACとは?無制限の資金と影の支配者

ところで、マスク氏が設立した「アメリカPAC」とは、一体どのような組織なのでしょうか?

「アメリカPAC」は、スーパーPACと呼ばれる政治団体の一種です。スーパーPACは、選挙活動のための資金を無制限に集めることができ、テレビ広告やキャンペーン活動などを通じて、選挙に大きな影響力を持つと言われています。

マスク氏は、すでに「アメリカPAC」に7500万ドル(約100億円)以上を寄付しているとされ、その資金力は計り知れません。

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ただし、スーパーPACは、特定の候補者や政党とは法的に独立している必要があります。つまり、「アメリカPAC」は、あくまでもマスク氏が独自に設立した団体であり、トランプ陣営とは直接的な関係を持たないことになっています。

あうんの呼吸?連携の難しさとリスク

表向きは独立しているとはいえ、「アメリカPAC」の活動は、明らかにトランプ氏を当選させるためのものです。そのため、トランプ陣営と「アメリカPAC」の間には、一種の「あうんの呼吸」ともいえる連携が必要不可欠となります。

しかし、トランプ陣営側から見ると、「アメリカPAC」の活動は完全にコントロールできないというリスクも孕んでいます。今回の署名活動のように、トランプ陣営が望まない活動が行われる可能性も否定できません。

まとめ:マスク氏の動向から目が離せない!

マスク氏の型破りな支援活動は、アメリカ大統領選に大きな波紋を広げています。巨額の資金力を持つ「アメリカPAC」の動向は、選挙結果を左右する可能性も秘めており、今後の展開から目が離せません。