「特別支援学校」と聞いて、どんな場所を想像しますか?
この記事では、元々はベンチャー企業でバリバリ働いていた私が、ひょんなことから特別支援学校の先生になったお話を紹介します。シャンパンで乾杯する華やかな世界から一転、牛乳で乾杯する毎日へ。そこには、想像をはるかに超えた「最高」が広がっていました。
特別支援学校との衝撃的な出会い!
大学卒業後、イケイケのベンチャー企業に就職。毎日が刺激的で、やりがいも感じていました。でも、心のどこかで「何かが違う」というモヤモヤを抱えていたんです。
そんな時、教育委員会から電話がかかってきました。「特別支援学校で講師をしてみませんか?」
正直、特別支援学校について全く知識がありませんでした。でも、「面白そう!」という軽い気持ちと、「他にやることもないし…」という消極的な気持ちがないまぜになって、見学に行くことに。
そして、学校に足を踏み入れた瞬間、衝撃が走りました。
子どもたちが楽しそうに遊んでいる様子
ホールでは子どもたちが自由にのびのびと遊んでいます。 授業風景も、少人数で先生方が工夫を凝らした教材や環境など、私が通ってきた学校とは全く違っていました。
特に印象的だったのは、先生方の姿です。子ども一人ひとりとじっくり向き合い、優しく、そして楽しそうに接しているんです。
「私もこの一員になりたい!」
その一心で、講師として働き始めました。
知らないことだらけ!戸惑いと学びの日々
もちろん、最初からうまくいったわけではありません。
自閉症やADHDなど、発達障害に関する知識もほとんどない状態からのスタート。専門用語の多さに戸惑い、先輩方に教えてもらいながら、必死に勉強しました。
研修を受けている様子
失敗もたくさんしました。でも、子どもたちの笑顔に励まされ、先輩方のサポートを受けながら、少しずつ成長することができたと感じています。
特別支援学校は「最先端」?!
特別支援学校で働き始めて、あることに気づきました。
それは、 特別支援学校は、実は「社会の最先端」なのではないか ということ。
多様性が重視される現代社会において、一人ひとりの違いを理解し、それぞれに合ったサポートをすることは、あらゆる場面で求められていますよね。
特別支援学校では、まさにそれが実践されているんです。
すべての人に響く「特別支援教育」のスゴさ
特別支援教育で大切にされていることは、「個性を理解し、強みを伸ばす」こと。
これは、障害のあるなしに関わらず、すべての子どもたちにとって大切な視点ではないでしょうか?
例えば、「視覚支援」や「課題の分解」「スモールステップ」といった手法は、発達障害のある子どもたちだけでなく、学習に困難を感じている子どもたちや、集中力が続かない子どもたちなど、多くの子どもたちに有効です。
特別支援学校の魅力をもっと伝えたい!
特別支援学校での仕事は、決して楽ではありません。でも、それ以上に、やりがいと感動に満ち溢れています。
次回は、特別支援学校の日常や、子どもたちの成長エピソードなど、具体的なお話をお届けします。
お楽しみに!