かつてトレンディ俳優として一世を風靡した石田純一さん。近年はテレビ出演が激減し、生活は大きく変わったといいます。26日放送のABEMAのインタビュー番組に出演した石田さんは、現在の仕事や収入、家族との生活について赤裸々に語りました。
年収3億円から一転、焼肉店経営で奮闘
石田さんは1988年、34歳の時に出演したドラマ「抱きしめたい!」でブレイク。当時の年収は「びっくりするくらいお金は入ってきた」そうで、最高で「全部足して年収は3億円くらい」と明かしました。
しかし、2015年に安保法案反対デモに参加したことをきっかけに仕事が激減。新型コロナウイルス感染拡大時には、緊急事態宣言下でのゴルフや“飲み歩き”報道なども重なり、バッシングを浴びました。石田さんは「人格否定はいいけど、人生まで否定されたらちょっとつらい」と当時の心境を吐露しています。
現在はテレビ出演も減り、CMは最盛期の9社から1社に。テレビのレギュラー番組も「3つともなくなりました」と語っています。
そんな石田さんを支えているのが、2023年5月にオープンした千葉県船橋市の焼肉店「炭火焼肉ジュンチャン」。自ら店に立ち、電車で片道1時間半かけて通っているそうです。
石田純一さん経営の焼肉店「炭火焼肉ジュンチャン」
家族との絆と前向きな姿勢
安保法案反対デモに参加する際、妻の東尾理子さんには「収入半分になるかもしれないけど、どうしても俺は行かなくちゃいけない」と伝えたという石田さん。東尾さんから「止めても行くんでしょ?」と言われ、「行くよ」と答えたそうです。結果は「半分になると思ったら10分の1になりました」と収入激減を明かしました。
それでも「ゴルフの会員権、車、家、全部売りました」としながらも、「でも誰にも迷惑かけずに暮らしていけるので、それを、何かとやかく言われる筋合いは全くない」と断言。焼肉店の売り上げも「月に1000万円前後」と、前向きな姿勢を見せています。
石田純一さんと東尾理子さん
かつての栄光から一転、苦難の時期を経験した石田さん。それでも家族の支えを力に、焼肉店経営という新たな道で奮闘しています。石田さんの挑戦は、多くの人に勇気を与えてくれるのではないでしょうか。