12月29日に30歳の誕生日を迎えられる秋篠宮家次女・佳子さま。近年、公務での発言で「ジェンダー」や「平等」について触れる機会が増え、注目を集めている。
ご公務で見せる「平等」への意識
元日本テレビアナウンサーで皇室ジャーナリストの久能靖氏は、佳子さまのご公務における変化について、次のように語る。
「佳子さまは近年、ご公務の挨拶の中で『ジェンダー』や『平等』について触れることが増えました。『誰もが人生の選択肢を持てるようになること、そういったことがごく当たり前になる社会になることを願っています』と、繰り返し『平等』について言及されています」
佳子さまは、男女格差など、平等とは言い難い日本の現状を問題視し、誰もが様々な選択肢を持てる社会の実現を願っているようだ。
姉・眞子さんの結婚を踏まえて
久能氏は、佳子さまの「平等」への意識の高まりは、姉である眞子さんと小室圭さんの結婚が大きく影響していると分析する。
「佳子さまの言葉からは、眞子さんと小室圭さんの結婚を念頭に置いていることがうかがえます。お二人は大学で出会い、ごく普通の結婚をするはずでした。しかし、それが様々な事情で大きな騒動になってしまった」
「佳子さまご自身が、家柄に関係なく『好きになったから』という理由で結婚できるかというと、現状の皇室では難しいでしょう。しかし、佳子さまは、皇室も少しずつ変わっていくべきだという意識をお持ちなのではないでしょうか」
国民へのメッセージ
佳子さまは、ご公務の場で積極的に人々とコミュニケーションを図り、温かい笑顔を見せることでも知られている。久能氏は、佳子さまのこうした姿勢を高く評価する。
「佳子さまは、国民の気持ちに寄り添い、理解しようと努めています。30歳を迎えられても、その姿勢を貫き、国民と共に歩んでいかれることを願っています」
佳子さまの「結婚観」は、単なる個人的な意見ではなく、皇室のあり方、そして日本社会全体への問題提起と言えるだろう。