中国が米国に抗議 台湾への武器売却に反発 対抗措置を示唆 「米中関係を破壊」


【比較してみる】中国と台湾の軍事力

談話は、武器売却について「中国の主権と安全保障上の利益を深刻に侵犯し、中米関係を甚だしく破壊する」と反発。「台湾海峡の平和と安定を損ない、『台湾独立』分裂勢力に対して深刻に誤ったシグナルを発する」と主張した。

米側に対し、台湾への武器売却の停止や、「台湾海峡の平和と安定を破壊する危険な行為を直ちにやめる」ことを求めた。「国家の主権や安全、領土保全を固く守り抜く」とも強調した。

米政府は25日、台湾に対する高性能地対空ミサイルシステム「NASAMS」と航空監視レーダーシステムの売却を承認して議会に通知した。NASAMSは11億6千万ドル(約1750億円)、レーダーは8億2800万ドル(約1250億円)相当に上る見通し。

中国人民解放軍は今月14日に台湾を取り囲む形の海空域で軍事演習を行っており、台湾海峡で軍事的な緊張が高まっている。



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